報道で知った現役引退「寂しい」 退団後も多くの連絡…日本代表19歳を育てた“お手本”

ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾がランゲラックに感謝「ありがとうと伝えたい」
日本代表のGKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾は7月10日、韓国で開催されているEAFF E-1サッカー選手権のトレーニングに臨んだ。名古屋グランパスでともにプレーし、同日に現役引退を発表したGKミッチェル・ランゲラックについて、「ありがとうというのが、一番に伝えたいことですね」と思い出を語った。
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8日に行われたホンコン・チャイナ戦で、A代表のGK史上最年少出場記録を更新したピサノ。課題も残るパフォーマンスだったというが、「出られてというところで連絡とかはいろいろありました。小中同じだった友達とか、久しぶりに連絡を取る人とかもいたので、そこは嬉しかったですね」と反響を明かした。
2023年8月に名古屋U-18からトップチームに昇格したが、Jリーグデビューは今年5月3日の清水エスパルス戦。ランゲラックの高い壁に阻まれて試合に出られなかったが、背中を見て学んできた。現役引退は報道で知り、「もっと彼のプレーを見たかったというか、ちょっと寂しい気持ちもありました」と話した。
「あのような良いお手本がいたからこそ、自分も今こうやって少しずつですけど成長している実感も得られているので、感謝しかないです。名古屋を去った後でも自分に連絡を多くくれて、彼のためにも自分がどんどん成長して世界の舞台で戦う姿を見せられるように頑張らないといけないと改めて感じました」
印象に残っている思い出は、ピサノがまだ名古屋U-18の高校生で、トップチームに練習参加したときのこと。「すごく気軽に話しかけてくれて、もうその瞬間に打ち解けた感じがしました」。英語で話すことができる2人。「すごく近い距離でコミュニケーションを取ってくれてたので感謝しています」と笑顔を見せた。
今季は古巣のメルボルン・ビクトリーでプレーしていたランゲラック。代表の練習前に本人にメッセージを送ろうと思ったピサノだったが、「ちょっとあまりいい言葉が思い浮かばなかったので、今から連絡しようかなと思います」とし、「ありがとうというのが、一番に伝えたいことですね」と教えてくれた。
ランゲラックだけでなく、元日本代表GKの楢﨑正剛コーチにもユース時代から指導を受けてきたピサノ。今季はシュミット・ダニエルも加入し、「名古屋のGKの層の厚さ、環境の高さからはすごく刺激をもらっていますし、成長できる環境だなと思います」。最強の遺伝子を引継ぎ、さらなる成長を示していく。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



















