オスカルは残留希望も… チェルシーは87億円で無情の中国放出へ

上海上港からの“爆買いオファー”をクラブ側が受諾し、補強資金を捻出か

 中国スーパーリーグの上海上港へ移籍秒読みと見られているチェルシーのブラジル代表MFオスカルだが、本人の希望はあくまで残留のようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 アントニオ・コンテ監督の下で出番を減らしているオスカルに対して、元チェルシーのアンドレ・ビラス=ボアス監督が就任したばかりの上海上港は移籍金6000万ポンド(約87億円)というメガオファーを提示しているという。すでにチェルシーはオファーを受託。オスカルもチームメートに別れを伝えたと報じられている。

 また、ブラジルメディアによれば移籍は90%完了し、いくつかの手続き上の問題さえクリアできれば正式決定に至る見通しだという。しかし、その一方で「スカイ・スポーツ」は、オスカルは残留を第一希望としているとレポート。コンテ監督は冬の移籍市場で最終ラインと中盤の新戦力獲得を目論んでおり、構想外になりつつあるオスカルを売却して資金を捻出する狙いがあるためで、本人が希望した移籍ではないという。

 チームは14日のサンダーランド戦の勝利で、リーグ戦破竹の10連勝を飾った。しかしオスカルは2試合連続出番なしに終わるなど、取り残されている状況だ。クラブのレジェンドであるMFフランク・ランパードの背番号「8」を受け継いだ男は、志半ばで中国へと旅立つことになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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