レンジャーズ監督就任噂のマスカット監督、ルヴァン杯・浦和戦後の一部始終に英注目

　J1横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督にスコットランド1部レンジャーズ監督就任の噂が浮上している。そんななか、英メディアは10月11日に行われたJリーグ・ルヴァンカップ（杯）準決勝・第1戦後のある行動が、ファンに別れを告げるものだと「懸念させた」と伝えている。

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　現在、レンジャーズはスティーヴン・デイヴィス氏が暫定監督としてチームを率いているなか、新指揮官候補として横浜FMを昨季リーグ制覇に導いたマスカット監督の招聘が浮上。同監督にとってレンジャーズは現役時代にプレーしたことがある古巣の1つで、現地メディアによると、正式なアプローチがあれば応じる構えだとされている。

　去就動向が注目される状況下で、英紙「スコティッシュ・サン」は「ファンに別れ？　日本のファンは別れを恐れている」と見出しを打ち、ホームで行われたルヴァン杯・浦和レッズ戦（1-0）後、スタンドのファンに向かって挨拶に出向いた一部始終の行動に対し、日本のファンから“別れ”を懸念されていると伝えている。

　横浜FMの公式YouTubeチャンネル上ではその該当場面が公開されており、1-0で勝利した試合後、スタンドのファンと歓喜を分かち合いつつ、そこから立ち去る表情まで収められていた。

　あくまで憶測にすぎないものの、記事では「マスカットはサポーターに拍手を送りながら、どこか感慨深い表情を浮かべながら1人で立ち去った。一部の横浜ファンはSNSで別れを告げるために現れたのではないかと懸念を表明した」と綴られ、実際に「マスカットが長く映っているのが心配だけど大丈夫？」との反応が寄せられたとしている。

　Jリーグ連覇に向け現在、首位のヴィッセル神戸を勝ち点4差で追う横浜FM。優勝争いが佳境を迎えるなかで、シーズン途中での指揮官退団という衝撃的なシナリオはあり得るのだろうか。