2人退場のリバプール、トッテナム戦1-2の敗戦 遠藤は途中出場で守備に奮闘も…チームは終盤に勝ち越し許す

遠藤航は2人少ないなか守備に奮闘【写真:Getty Images】
遠藤航は2人少ないなか守備に奮闘【写真:Getty Images】

前半25分にジョーンズ、後半24分にジョッタが退場に

 イングランド1部リバプールは現地時間9月30日、プレミアリーグ第7節トッテナムとの大一番で2人退場者を出し、数的不利の状況のなか1-2の敗戦。日本代表MF遠藤航は特殊な状況下で後半途中から投入されている。

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 アウェーに乗り込んだリバプール。遠藤はベンチスタートとなり、中盤の底にはアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが入った。前半13分、スコットランド代表MFアンドリュー・ロバートソンのクロスから、オランダ代表FWコーディ・ガクポがペナルティーエリア内フリーでシュートを打つも相手GKに防がれる。

 攻守の激しく入れ替わる展開で、アクシデントが起こったのは前半24分だった。MFカーティス・ジョーンズがトッテナムMFイブ・ビスマとの交錯時に、スパイク裏で相手の足を踏みつけてしまう。

 当初レフェリーの判定は警告止まりだったが、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。オンフィールドレビューを実施したのち、カードの色が変更され前半25分にレッドカードで一発退場となった。

 前半途中で数的不利の立場となったリバプール。今季3回目の10人での戦いを強いられる。同33分にFWルイス・ディアスが一度はネットを揺らすも、これはオフサイド判定で先制ならず。すると同36分、トッテナムが一瞬の隙を突き、韓国代表FWソン・フンミンのゴールでホームチームが先制点を手にした。

 1点ビハインドとなったリバプールの反撃は前半アディショナルタイム4分、ペナルティーエリア内でオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクがヘディングでクロスを落とすと、ボールを受けたガクポが振り向きざまに蹴り込み同点に持ち込んだ。

 1-1でハーフタイムを迎えたリバプールは、ガクポに代えてFWディオゴ・ジョッタが後半からピッチに。しかしそのジョッタが同23分にファウルで1枚目の警告を受けると、その1分後に2枚目のカードを受け、まさかの退場となってしまう。これでリバプールは2人少ない9人での戦いを残り時間強いられることとなった。

 窮地の場面で、守備を固めたいリバプールは後半28分にディアスに代えて遠藤、DFジョー・ゴメスからDFイブラヒマ・コナテ、サラーを下げてDFトレント・アレクサンダー=アーノルドがピッチに送られた。

 遠藤はデビュー戦だった第2節ボーンマス戦(3-1)、続く第3節ニューカッスル戦(2-1)を含め、3度目の数的不利な状況での出場。最終ラインの前で中央を締める守備を任された遠藤は、堅実にミッションをこなしていく。

 後半43分には前線でボールを受けると、顔面に接触を受け相手にはイエローカードが出されている。しかし、後半アディショナルタイムにDFジョエル・マティプのオウンゴールで失点。1-2で悔しい敗戦となった。

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