首位・神戸がJ1天王山制す! 大迫&武藤アベック弾炸裂…2位の横浜FMを2-0撃破

神戸が横浜FMに2-0で勝利【写真:徳原隆元】
神戸が横浜FMに2-0で勝利【写真:徳原隆元】

神戸が前半2ゴール、横浜FMの反撃を完封

 J1リーグ第29節が各地で行われ、日産スタジアムでは2位の横浜F・マリノスが、勝ち点差「1」で首位に立っているヴィッセル神戸と対戦した。ホームの横浜FMが勝てば首位が入れ替わるタイトル争いの行方を大きく左右する一戦だ。

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 前節、アウェーで鹿島アントラーズを2-1で破った横浜FMは先発を1人変更し、MF西村拓真を起用した。セレッソ大阪に1-0で勝利している神戸は、MF飯野七聖が右ウイングに入って第22節の横浜FC戦(0-2)以来の先発出場を果たしている。元スペイン代表MFフアン・マタはベンチスタートとなった。

 最初のビッグチャンスは前半7分、左サイドからFWエウベルがドリブルで仕掛けて放ったシュートがブロックされると、こぼれ球をDF松原健が1タッチでシュートしたが、わずかに左へ逸れていった。

 対する神戸は前半20分、右サイドのクロスをFW大迫勇也がヘディングしたボールを受けたFW武藤嘉紀が左足でボレーを放つ。このシュートはGK一森純にキャッチされたが、武藤が振り抜いた左足に対応しようとしたDFエドゥアルドが交錯。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックが入り、オンフィールドレビューの結果、西村雄一主審はPKを宣告。このPKを大迫が決め、アウェーの神戸が先制した。

 先制した神戸は、直後にも武藤のヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、2点目を奪いに行く。同37分にも中盤でルーズボールを拾った神戸は、大迫からのパスを受けた武藤がゴールを狙ったがDFにブロックされた。

 攻勢の神戸は前半43分にも武藤のシュートがDFにブロックされてコーナーキックを獲得。DF初瀬亮がゴール前に入れると、武藤がエドゥアルドの頭1つ上を行く打点の高いヘディングでゴールネットに沈めた。大迫と武藤による今季5度目のアベックゴールで、神戸がリードを2点に広げて前半を終えている。

 後半の立ち上がりにも神戸は、武藤が鋭いシュートを放つがエドゥアルドにブロックされて右に外れる。2点を追う横浜FMは、後半7分にエウベルがシュートを放つがGK前川黛也の正面を突いた。同29分には途中出場したFW宮市亮の左からのクロスを受けたFWヤン・マテウスが左足でコントロールシュートを放つが、ゴール左に外れた。神戸も同38分、MF山口蛍が強烈なシュートをゴール左に飛ばしたが、GK一森に防がれて3点目は挙げられない。

 このまま神戸が前半に挙げた2点のリードを守り切り、2-0で勝利。リーグ戦における対横浜FM戦での連敗を5で止めるとともに、2位横浜FMとの勝ち点差を4に広げる大きな1勝を手にしている。

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