ドイツは「もはやワールドクラスではない」 元独代表DFが母国の低迷に苦言…日本相手に2連敗「結果は嘘をつかない」

元ドイツ代表のローター・マテウス氏【写真:Getty Images】
元ドイツ代表のローター・マテウス氏【写真:Getty Images】

「熱意や自信がない」と代表チームを断罪

 ドイツ代表は現地時間9月9日に国際親善試合で日本代表と対戦し、1-4で完敗を喫した。苦戦が続く代表チームの現状について、元代表DFの“闘将”ローター・マテウス氏は「熱意や自信がない」「もはやワールドクラスではない」と母国代表チームへの率直な思いを口にしている。

 ドイツは昨年末のカタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ敗退に終わり、その後も低迷が続いている。W杯後初戦のペルー代表戦には勝利したが、その後は勝利から遠ざかっており、日本戦を含めて直近5試合の戦績は1分4敗となった。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、ドイツのレジェンドであるマテウス氏はドイツテレビ「RTL」に対し、「ドイツは想像力やコンパクトさに欠け、サネと彼のスピードを除けば、試合に対する喜びも情熱も自信もなかった。シュートも少なかったし、エリア内への危険な侵入も全くなかった」とコメント。日本相手に低調なパフォーマンスに終止した代表チームを厳しく批判していた。

 また、同氏は「我々はもはやワールドクラスではない。結果は嘘をつかない。ここ数か月のパフォーマンスを見れば、我々はトップから遠く離れている」と現在のドイツが世界のトップレベルに差をつけられていると指摘し、母国の現状を憂いていた。

 世界屈指のタレントは揃うが、チームとしてのまとまりを失っているドイツ。W杯で4度の優勝を誇る伝統国が再び立ち上がるためには何が必要なのだろうか。

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