ドイツ代表、9月シリーズで監督の進退が決定? 日本&フランスと対戦の“3つのシナリオ”に母国注目

9月に日本代表戦とフランス代表戦を控えるドイツ代表【写真:Getty Images】
9月に日本代表戦とフランス代表戦を控えるドイツ代表【写真:Getty Images】

フリック監督の進退が懸かる可能性も浮上

 ドイツ代表はワールドカップ(W杯)で優勝4回を誇る強豪だが、近年は思うように結果を残せていない。現地時間9月9日にヴォルフスブルクで日本代表、12日にドルトムントでフランス代表と対戦するが、ドイツメディア「T-Online」は9月シリーズのシナリオを占っている。

 ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督は日本戦、フランス戦に向けて24人を招集。DFアントニオ・リュディガーやMFヨシュア・キミッヒ、FWセルジュ・ニャブリ、FWレロイ・サネら主力が順当に選出された。

 ドイツは昨年のカタールW杯後、5試合で1勝1分3敗と思うように結果を残せておらず、カタールW杯で敗れた日本、同大会準優勝のフランスとの対戦は重要となる。

 記事では、9月シリーズの3つのシナリオを予想。まず、2連勝のパターンに関しては、「評価の高い日本とスター揃いのフランス相手に2勝できれば、雰囲気は変わるだろう。今は世界チャンピオン4回の自信を失い続けている」として、嫌な流れを変えるきっかけになるかもしれないと触れた。一方、2連敗のシチュエーションに関しては、このように伝えている

「おそらく代表監督としてのフリックの終わりだろう。2連敗の可能性は十分ある。日本は2022年のカタールW杯でドイツを驚かせているし、フランスに関しては多くを語る必要はないだろう。ドイツからすれば、ひどい結末に終わる可能性があり、それはチーム状態を考えれば、驚くべきことではない」

 そして、1勝1敗のパターンに関しては、「日本に勝つも、フランスには負ける。そうなるとDFB(ドイツサッカー連盟)はジレンマに直面することになる。フリック監督を続投させるか、それとも交代させるか。チームのパフォーマンスに大きく依存することになる」と言及。また、「日本に惜敗、フランスに勝利」の場合は「フリック監督の続投が決定される可能性があり、2024年の欧州選手権(EURO)でも指揮を執ることは確実だろう」と述べている。

 9月シリーズはドイツにとって、今後を占ううえで重要な2試合となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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