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ドイツ代表は「スタジアムを満員にできない」 自国開催の国際マッチに現地メディア悲観「日本戦のチケットはまだ4000枚ほどある」
9月に日本、フランスと対戦予定
ドイツ代表は現地時間9月9日(日本時間10日未明)に日本代表と、母国での国際親善試合を控えている。同月12日にはフランス代表との一戦もあるなか、現地メディアは「ドイツ代表はスタジアムを満員にできない」と悲観的な意見を展開している。
昨年のカタールW杯で日本、スペイン代表、コスタリカ代表の入ったグループEを戦ったドイツ。初戦で日本に1-2で敗れ、大金星を献上するなど序盤から躓き、1勝1分1敗で3位となりまさかのグループリーグ敗退に追い込まれた。
W杯以降、ドイツは23年3月の代表ウィークでペルー代表相手に2-0と勝利。しかし続くベルギー代表に2-3と競り負けてしまう。さらに6月の国際親善試合3戦ではウクライナ代表(3-3)、ポーランド代表(0-1)、コロンビア代表(0-2)相手に勝利を挙げることができず。母国からも厳しい目線が向けられている。
ドイツのニュース番組「n-tv」では、9月に母国で行われる日本戦とフランス戦に注目。「代表監督は9月の2試合で代表チームを大きく前進させたいと考えているが、カタールW杯での惨敗以来、低調なパフォーマンスにファンはまだ懐疑的だ」と、現地の見解を報じた。
記事によると、ドイツサッカー連盟(DFB)は「ヴォルフスブルクの日本戦のチケットはまだ4000枚ほどある」と取材で回答。またキリアン・ムバッペを擁するフランスとの試合では、「まだ1万9000席の空席がある」と明かしているという。
日本戦の行われるフォルクスワーゲン・アレーナは、収容人数が約2万6000人(国際試合の場合)とドイツでも小規模なスタジアム。一方、フランス戦の行われるヴェストファーレンシュタディオン(ドルトムント)は、約6万5000人(国際試合の場合)の収容人数を誇る。現在4万枚以上のチケットが売れているが、まだ空席がある状態だ。
記事では「ドイツ代表はスタジアムを満員にできない」と指摘し、昨年以降の振るわない成績が「チームだけでなく代表監督への疑念を増大させた」と主張している。国内で厳しい声を突き付けられているドイツにとって、W杯以来の日本との再戦に懸かるものも大きいようだ。