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サウジの欧州スター爆買いは「9月も止まらない」? スペイン紙が警鐘「メジャーなリーグから盗み出せる」
9月にも続く脅威を「マルカ」紙が警戒
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがサウジアラビア1部アル・ナスルへ移籍したのが、昨年12月のこと。それから9か月が過ぎ、今夏の移籍市場では数多くの世界的トッププレーヤーたちがサウジアラビアへと渡った。9月1日に移籍市場が閉まる欧州ではスター選手の流出に危機が叫ばれるなか、スペイン紙「マルカ」は9月にも続く脅威を報じている。
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「マルカ」紙によれば、今夏の移籍市場で多くの選手を迎えたサウジアラビアは、すでに約8億4700万ユーロ(約1330億円)を投じており、地球上で2番目に多くの金額を費やしたという。ちなみに1位はイングランドのプレミアリーグであり、金額は25億ユーロ(約3940億円)とのことだ。
3位のイタリア・セリエAは8億4100万ユーロ(約1320億円)、4位のフランスのリーグ・アンが7億8800万ユーロ(約1240億円)、5位のドイツのブンデスリーガが7億2900万ユーロ(約1150億円)、そしてスペインのラ・リーガは4億500万ユーロ(約640億円)だという。
同紙に寄稿しているサウジアラビアのジェッダに住むフアン・カストロ記者は、「ここではポップコーンを頬張りながら、ヨーロッパの移籍市場がどうなるかを見守っている。一方、サウジのプロリーグでは9月にも市場が開いているため、選手を欲しいところからどこからでも獲得ができる」と期間の違いを指摘する。
「つまり、メジャーなリーグからもサッカー選手を盗み出せるのだ。お金を払える限りという前提になるが、それが問題ないことはすでに見ての通りだ」
そして、サウジアラビアのリーグで移籍に関わっている人物も「興味深い選択肢があれば、私たちは9月も止まらない。FIFA(国際サッカー連盟)がそれを許可しているし、私たちはルールのなかで動いている。だからこそ私たちは止まらない」と、語っているという。
イングランド1部リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーらへの関心が日々報じられているが、サウジの移籍市場が閉まるまでにどのような選手が集まることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)