スペイン連盟会長の「顔を噛む」 キス事件を訴えた“壁画”出現で海外注目「マイク・タイソンを利用」

ルビアレス会長の壁画が出現【写真:ロイター】
ルビアレス会長の壁画が出現【写真:ロイター】

バルセロナのアーティストが描いた

 スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が、女子ワールドカップ(W杯)決勝後の表彰式で同国女子代表MFジェニファー・エルモソの唇にキスをした問題で波紋が広がっている。そのなか現地ではストリートアートが出現したという。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 スペイン女子代表は決勝でイングランド女子代表を破って初優勝。その表彰式でルビアレス会長は、女性選手エルモソの唇にキスをする暴挙に出た。その場は流れたものの、エルモソは「嬉しくなかった」とコメント。スペイン国内外を巻き込む騒動に発展した。

 この一件を受けて、FIFAは暫定的に90日間の資格停止処分を下し、その間に懲戒手続きを進めるとしていた。さらに、スペインサッカー連盟がルビアレス会長の即時辞任を求める声明を出したことを受け、FIFAは最長15年間の資格停止を要求する意向だとされていた。

 現地でも連日報道が続いている状況で、今度はストリートアートが出現したようだ。ただ、エルモソは描かれておらず、会長と元プロボクサーのマイク・タイソン氏がキスを受けているものだ。

 同メディアは「タイソンはルビアレスにキスを『したい』と『噛む』ことを試みている」と報道。バルセロナに出現した壁画を描いたアーティストはルビアレス会長が相手が男性だった場合キスしたかどうかを訴えたものだといい、「マイク・タイソンを利用して会長にキスする代わりに顔を噛むのである」という表現方法にしたようだ。

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