バルサ“10番”の若武者がプレミアへ? 「退団を強く考えている」と現地報道、移籍の専門記者が指摘「トッテナムと接触」
移籍市場に精通するジャーナリストのロマーノ氏「24年6月までのレンタル移籍を交渉中」と報道
スペイン1部FCバルセロナで10番を背負う20歳の若武者が、チームを離れるかもしれない。スペイン紙「マルカ」はスペイン代表FWアンス・ファティが「FCバルセロナからの退団を強く考えている」と、移籍の可能性を報じている。
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日本代表MF久保建英とともにバルセロナの下部組織(ラ・マシア)で育ち、長年アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が付けていた背番号「10」を受け継ぐファティ。大きな期待を背負うも、クラブを率いているシャビ・エルナンデス監督からは、「継続的な出場機会を与えることは約束できない」といったコメントを受けるなど厳しい現状となっていた。
こうしたなか、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身の公式X(旧ツイッター)で「トッテナムがバルサと接触し、アンス・ファティと2024年6月までのレンタル移籍を交渉中であることが分かった」と報道。イングランド1部トッテナムへの渡る可能性が浮上している。
現在は3500万ユーロ(約55億円/ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」参照)の市場価値となっているファティに対し、トッテナムが名乗りを上げた。契約条件について協議中だとされ、バルセロナ側はファティの給料の全額負担を希望しているという。また現地ではチェルシー移籍の噂も浮上していたが、ロマーノ氏によるとまだアプローチはないとされている。
「マルカ」紙も「ファティがFCバルセロナからの退団を強く考えている」と伝え「この若きスター選手は、初期の輝かしいフォームを取り戻すことができていない」と怪我に見舞われた昨季までのシーズンの苦戦を指摘。今季は開幕3試合合わせても47分の出場時間しか与えられていない。
伝統ある“10番”を背負い、期待も高かったファティ。20歳の若武者がラ・マシア時代から過ごすバルセロナに別れを告げ、英国へと挑戦することはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)