U-17スペイン代表FWヤマルがビジャレル戦の勝利に貢献

　スペイン1部FCバルセロナは現地時間8月27日のラ・リーガ第3節でビジャレアルと対戦し、激しい点の取り合いの末に4-3で勝利した。2試合連続でスタメンに名を連ねた16歳のU-17スペイン代表FWラミン・ヤマルは、先制点をアシストするなど2得点に絡む活躍で勝利に貢献。チームを率いるシャビ監督はこの超新星へ惜しみない賛辞を送っている。

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　敵地に乗り込んだバルセロナは前半12分にスペイン代表MFガビのゴールで先制。右サイドでボールを持ったヤマルが左足で蹴った正確なクロスがガビへ渡り、ヘディングで押し込んだ。その3分後にはオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが追加点を挙げた。

　その後、ビジャレアルが前半のうちに追い付き、さらに後半5分にはMFアレックス・パエナのゴールで3-2と試合をひっくり返した。しかし、そこからバルセロナが粘り強さを見せる。同23分にスペイン代表FWフェラン・トーレスのゴールで同点とすると、同26分にはヤマルのシュートがポストを叩いた跳ね返りをポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが押し込み、勝ち越しに成功した。

　4-3で勝利を収めた試合後、シャビ監督は地元ラジオ局「カデナ・セール」で2得点に絡んだヤマルを称賛していた。

「彼には大きな可能性がある。みんなが目にしただろう。彼が先発に起用されているのは監督の気まぐれなどではない。彼には違いを作る能力がある。彼は特別な選手で、頭がいい。フットボールで最も重要なことは、意思決定が常に正しくあることだ。そしてヤマルの彼の意思決定はほぼすべてが正しく、16歳の選手としてはベストだ」

　7月に16歳を迎えたばかりとは思えない成熟したプレーで、シャビ監督からスタメンの座を与えられているヤマル。多くのスター選手を輩出してきたバルサのカンテラで育った逸材のさらなる活躍に注目だ。