スウェーデン女子がW杯3位決定戦制す アスラニが豪快ミドル弾…開催国・豪州を2-0撃破

3位に輝いたスウェーデン女子【写真:ロイター】
3位に輝いたスウェーデン女子【写真:ロイター】

ロルフォのPKで先制、後半にアスラニがミドルシュートで追加点

 オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)は8月19日に3位決定戦が行われ、スウェーデンが開催国オーストラリアを2-0で下した。

 ともに準決勝を接戦の末に敗れていた両チームは、大会のラストゲームに臨んだ。ホームのサポーターによる声援を受けたオーストラリアが前半はペースを握り、ふくらはぎの負傷で大会前半に出遅れていたエースで主将のFWサム・カーを中心に攻勢を見せていった。

 しかしスウェーデンは最終ラインを中心に攻撃を受け止め、素早いカウンターを狙う展開に。そして前半30分を前にペナルティーエリア内でFWスティナ・ブラックステニウスが倒されたプレーにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックでオンフィールド・レビューを実施。これがPKと判定され、MFフリドリーナ・ロルフォが蹴り込んで先制点を奪いハーフタイムを迎えた。

 後半は互角の展開のなかで、前半に飛ばし過ぎの感もあったオーストラリアがペースを落とす一方でスウェーデンが流れを掴んでいった。そして後半17分にゴール正面からMFコソバレ・アスラニが狙い澄ましたミドルを決めて2-0とリードを広げた。オーストラリアにもチャンスはあったものの、なかなかゴール前まで入り込めない時間が続いた。

 試合はこのままスウェーデンが2-0で逃げ切って3位の座を確保。グループリーグ敗退の危機から巻き返して大会を盛り上げたオーストラリアが4位で終えた。また大会の得点王争いは、なでしこジャパン(日本女子代表)のMF宮澤ひなたが5得点で単独トップを維持したまま最終日を迎えることに。決勝戦は20日にスペインとイングランドの対戦で行われる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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