ブラジルサッカー界のレジェンドも墜落事故の犠牲に… 特集で追悼「真のアイドルの1人を失った」

14クラブで活躍し、数々のタイトルを手にしたマリオ・セルジオ氏も解説者として同乗

 現地時間28日にコロンビアで発生した航空機事故で、搭乗していたブラジル1部ジャペコエンセの選手や首脳陣、報道陣、乗員の計76人の死亡が確認された。解説者として同乗していたブラジルサッカー界のレジェンドも犠牲者となった。スポーツ専門テレビ局「ESPNブラジル」が報じている。

 飛行機は9人の乗組員と72人の乗客が搭乗していたが、コロンビア東部のアンティオキア県付近で消息を絶った。犠牲者の中にはスポーツ専門テレビ局「FOXスポーツブラジル」の解説者として同乗していたマリオ・セルジオ氏の名前もあった。

 「ベスゴ」の愛称で知られたセルジオ氏は66歳の人生に幕を閉じた。1960年代にフラメンゴでキャリアをスタート。中盤で活躍し、80年代にブラジル代表として8試合に出場した。75年と76年にフルミネンセ、81年にサンパウロでブラジルリーグを制覇するなど、14クラブで活躍し、数々のタイトルを手にした。

 87年に現役引退後、セルジオ氏は10年まで監督としてサンパウロやボタフォゴなど12クラブを率いた。12年からFOXスポーツでテレビ解説者として活動していたが、今回の墜落事故で犠牲者となってしまった。

 特集では「フィールドで、監督として、解説者としても、ブラジルのフットボール界では真のアイドルの1人を失った」と追悼を祈っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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