「乗り気でなければ…」 なぜスタメン落ち? セルティック旗手の現状を英記者3人が分析

セルティックでプレーする旗手怜央【写真:徳原隆元】
セルティックでプレーする旗手怜央【写真:徳原隆元】

開幕戦はベンチスタートで途中出場

 スコットランド1部セルティックの日本代表MF旗手怜央は、8月5日に行われた今季リーグ開幕戦はベンチスタートだった。ブレンダン・ロジャーズ新監督の中で絶対的なレギュラーの座は掴んでいないなか、英紙「デイリー・レコード」の記者3人は旗手の状況について見解を述べている。

 旗手は2021年12月末にJ1川崎フロンターレからセルティックへ移籍。これまで通算67試合に出場して13得点14アシストを記録し、昨季は年間最優秀選手の最終候補にもなった。

 8月5日に行われたリーグ第1節ロス・カウンティ戦でチームは4-2の勝利を収めたが、旗手は先発メンバーから外れ、後半22分から途中出場。昨季3冠の主要メンバーであり、今夏の移籍市場では去就が注目された旗手の先発落ちは現地でも話題となった。

 英紙「デイリー・レコード」では、「旗手はスタメンに戻ると思うか。それとも次の退団選手になる可能性があると思うか」というテーマに対し、記者陣3人が見解を述べている。

 クレイグ・スワン記者は、「ロジャーズ監督は何が必要か示している。旗手次第だ。彼は十分にいい選手だと思う」と言及。スコット・バーンズ記者は「旗手は昨季、セルティックのトッププレーヤーの1人であることを証明した。ロジャーズ監督の下でプレーするクオリティーは持っているが、旗手には何かが合わないようだ。アンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムに去った不安を感じているのだろうか。彼の将来についても憶測が飛び交っている」と続いた。

 一方で、フレイザー・ウィルソン記者は「旗手がセルティックで満足しているなら、問題なくチームに戻るだろう。彼のエネルギーと推進力は、昨季のセルティックの成功を支えていた。しかし、ロジャーズ監督はルールを定めていて、旗手がそれに乗り気でなければ、別れのきっかけになる可能性はある」と、退団のシナリオにも触れている。

 旗手の実力は現地記者たちも認めるところだが、去就は気になる議題のようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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