ドルトムント監督の采配を独メディアが批判 敗戦後の発言による求心力低下も指摘

香川らを外した「過剰なローテーション」

 「トゥヘルは自分自身に問いかけていなければいけない。チームを無気力状態から脱出させるために、なぜハーフタイムにプロ意識を発露させることができなかったのか、と」と、指揮官のマネジメント力の欠如を厳しく批判。フランクフルト戦では0-1でハーフタイムを迎え、最終的に1-2で勝ち点3を相手に奪われる格好となったが、選手の出来を会見で批判する前にやるべきことがあったという。試合前の練習にも不満を漏らしていた指揮官に対しては、「練習で、なぜ修正を試みなかったのか」とも糾弾している。

 そして、起用する選手をコロコロと入れ替える「過剰なローテーション」も批判の対象となっている。フランクフルト戦で好調のFWウスマン・デンベレとMFクリスチャン・プリシッチをベンチスタートにした采配と、CLレギア・ワルシャワ戦で2得点1アシストと復調した“小さな魔法使い”の起用法は疑問視されている。

 「シンジ・カガワとヌリ・シャヒンは水曜日に良い戦いを見せた。だが、チームにまたもや居場所がなかった」と、特集では日本代表MF香川真司とトルコ代表MFヌリ・シャヒンをベンチ外とした選択を批判。コロンビア代表FWアドリアン・ラモスを本来のトップではなく、適性の少ないサイドで起用する方針も「謎のまま」と断罪。トゥヘル監督の敬愛するマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督ばりの相手に応じた戦術やシステムの度重なる変更が、「選手は不安定になる」という弊害を招いているという。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド