「なぜか勝てない」 韓国、ライバル日本との「格差」に嘆き、注目した数字とは?
韓国は年代別代表を含めて日本に5試合連続で0-3と完敗
日本と韓国はアジアの主役の座を争い、直接対決では国のプライドをかけて激しく火花が散る。近年、年代別代表を含めて日韓戦では日本が5連勝を飾っているなか、アメリカ最大の韓国系新聞「コリア・デイリー」は「格差は依然として大きい」と嘆いている。
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「韓国サッカーがライバル日本との対決で急激に崩れている」
このように、直近の日韓戦の状況について取り上げたのは、アメリカ最大の韓国系新聞「コリア・デイリー」だった。
「約2年半、A代表から年齢別代表まで、韓国は5試合連続で0-3と惨敗を喫している。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でベスト16入りするなど、一定の前進を果たしている韓国サッカーだが、なぜか日本戦では勝てない」
記事では、韓国と日本の欧州リーグでプレーする選手数に着目し、それが両国の格差にもつながっていると見解を示している。
「28人対136人。韓国と日本の欧州組の差だ。今夏、FWチョ・ギュソンがデンマーク(FCミッティラン)、MFヤン・ヒョンジュンとMFクォン・ヒョクギュがスコットランド(セルティック)に活躍の場を移したが、依然として格差は大きい。2023-24シーズン開幕を控え、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリアの1部・2部リーグのクラブに登録されている選手数は韓国が9人、日本が27人。欧州リーグ全体に対象を拡大すると、韓国28人、日本136人まで差が広がる。韓国が欧州組で2チームを作れるのに対し、日本は約12チームを構成できるのだ」
同紙は、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が「日本の選手が欧州1部・2部で30人以上がプレーする状況になればW杯ベスト8も可能だろう」と語ったコメントを紹介しつつ、日本はすでにその4倍の選手が欧州でプレーし、韓国に差をつけていることに危機感を募らせていた。