ユナイテッドで続く「司令塔不遇の呪い」 香川も犠牲者の一人、ムヒタリアンは…?

地元紙「モイーズは香川を信頼せず…」

 偉大なアレックス・ファーガソン元監督は、ワールドクラスのプレーメーカーの獲得を目指してきたがうまくいかなかった。だが、例外は存在するという。

「例外はシンジ・カガワだ。ルーニーに取って代わる存在として獲得された。カガワとムヒタリアンの類似性は明確だが、ユナイテッドの監督たちは、最近のシーズンでテクニカルな至宝を見落とし、サポーターを憤慨させてきた。2012年にファーガソンはポグバを否定し、デイビッド・モイーズは香川を信頼せず、アンデル・エレーラは2014年シーズンにルイス・ファン・ハールからプレミア開幕4カ月で1試合の先発と制限されていた」

 一度ユベントスに移籍金ゼロで放出され、今季史上最高額の移籍金で復帰したフランス代表ポグバ、スペイン人MFのエレーラとともに、2012年から14年までユナイテッドに所属した香川も被害者の一人と分析されている。だが、ムヒタリアンは香川と違う運命を歩む可能性があるという。

 「モイーズのマネジメントミスにもかかわらず、香川はあっさりと撤退したように思えた。一方、ムヒタリアンは監督の信頼をゆっくりと手にし始めている」と特集では分析されている。

 昨季開幕前、わずか1年の在籍期間でパリ・サンジェルマンに移籍したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアらクリエイティブな才能が開花できなかったユナイテッドで、ムヒタリアンは才能を開花させることができるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

 

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