明秀日立がインターハイ初制覇! 桐光学園を決勝PK戦で撃破…茨城県勢44年ぶり“夏の王者”に

明秀日立がインターハイ初制覇(写真はイメージです)【写真:中戸川知世】
明秀日立がインターハイ初制覇(写真はイメージです)【写真:中戸川知世】

茨城県勢としては1979年水戸商以来44年ぶり、快進撃の明秀日立が全国制覇

 令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)は、8月4日に北海道で男子サッカーの決勝が行われた。PK戦への末に明秀日立(茨城)が桐光学園(神奈川1)を下し初優勝。茨城県勢としては1979年の水戸商以来44年ぶりの頂点に立った。

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 初優勝を狙う明秀日立はプレミアWESTで首位の静岡学園(静岡)やプレミアEASTで首位の青森山田(青森)を破ってきたことで注目された。一方の桐光学園は現サガン鳥栖のMF西川潤を擁した2019年以来2回目の優勝を狙うピッチに立った。

 35分ハーフのゲームで明秀日立はFW柴田健成がチームを全国制覇に近づけるゴールを重ねた。前半11分に先制ゴールを決めると、同19分には敵陣ペナルティーエリア付近での混戦から冷静に流し込んで2-0とリードを広げた。それでも桐光学園は同32分、ハーフウェーライン付近からフリーキックを相手ゴール前へ蹴り込むとFW宮下拓弥がヘディングで追撃のゴール。1点を返してハーフタイムを迎えた。

 1点を追う桐光学園は後半16分にパスを受けたMF松田悠世が見事な反転シュートを決めて2-2の同点に追い付いた。勢いに乗る桐光学園はペナルティーエリア内でシュートを放つチャンスをさらに何回か作り出したが、わずかなところでゴール枠を捉えられなかった。このまま前後半を終え、試合は10分ハーフの延長戦に入った。

 延長戦は立ち上がりから桐光学園が敵陣で試合を進める時間が長くなった。それでも延長前半にゴールは生まれず、ラスト10分間の勝負に持ち込まれた。しかし、延長後半は両チームの体力的な厳しさもあってかプレーの精度が落ちていった。そして、試合はPK戦に突入し、先攻の明秀日立が7人目まで連続で成功させたのに対し、桐光学園が7人目で失敗。ここで決着がつき、PKスコア7-6で明秀日立が夏の高校王者に輝いた。

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