男子に続き女子も…ドイツのW杯GL敗退に英紙注目 指揮官は“落胆”露わ「失望している」

ドイツ女子代表がグループリーグで敗退【写真:ロイター】
ドイツ女子代表がグループリーグで敗退【写真:ロイター】

ヴォス=テクレンブルク監督「言い訳はしたくない」

 8月3日のオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦で韓国と対戦したドイツ女子代表は、1-1の引き分けに終わった。1勝1分1敗の3位で史上初のグループリーグ敗退となったなか、指揮官が「W杯でのドイツの衝撃的な敗退を、大惨事以外の何物でもなかったと認めている」と、英紙「ザ・サン」も報じた。

 H組のグループリーグ初戦でモロッコに6-0で勝利と良い滑り出しを見せたドイツだったが、続く第2戦でコロンビアに1-2で敗れてしまう。決勝トーナメント進出の可能性を懸けて韓国との最終戦に挑んだなか、前半6分に先制を許す苦しい展開となる。

 前半42分にエースFWアレクサンドラ・ポップが同点ゴールを挙げ、後半にも厚みのある攻撃を見せたドイツだったが、韓国の最後の牙城を崩せず。1-1のドローに終わり、他会場の結果も含めてグループ3位となり、初めてのグループリーグ敗退となった。

 この結果を「ザ・サン」紙も「ドイツ代表の早期敗退は、男子代表がカタールW杯でノックアウトステージに進めなかった8か月後のことである」と、男女ともにグループリーグ敗退となったドイツをピックアップ。マルティナ・ヴォス=テクレンブルク監督の言葉を紹介している。

「スポーツ的な意味で災難だったというなら、反論するのは難しい。私たちのコーチ陣は、もちろん何が起こったのか、どうすればよかったのかについて話すだろう。もちろん失望しているし、悔しい。しかし、敗退が決定して1時間半の状態で、分析できるようなことではない」

 2度の女子W杯の制覇を誇るドイツ。選手時代には95年大会の準優勝を経験するヴォス=テクレンブルク監督は続けて「今必要なのは、いかにして再び立ち上がり、あきらめないかです。私たちはこのスポーツを愛している。言い訳はしたくない。結果が自分の望むものでなかったなら、もちろんその責任を引き受けなければならない」と反省の弁を述べた。

 記事では、同点弾を挙げたポップも「正直、理解できません。本当に、何が起こったのか理解できない」と困惑しているコメントも紹介。モロッコ、コロンビアが決勝トーナメントへと進んだH組で、まさかのドイツ敗退は海外でも大きなトピックとなっているようだ。

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