バイエルン来日ツアー初白星! 川崎の反撃及ばず…クロアチア代表DFスタニシッチの決勝弾で1-0勝利

ヨシプ・スタニシッチのゴールでバイエルンが勝利【写真:徳原隆元】
ヨシプ・スタニシッチのゴールでバイエルンが勝利【写真:徳原隆元】

国立競技場で国際親善試合を実施、日本でのプレシーズンで初勝利

 ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンは、プレシーズンで来日中の7月29日に国立競技場で川崎フロンターレとの国際親善試合を実施。後半にバイエルンのクロアチア代表DFヨシップ・スタニシッチが決勝ゴールを奪い1-0で勝利した。

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 バイエルンは26日にイングランド・プレミアリーグの王者マンチェスター・シティと国際親善試合を行ってから中3日での試合になった。一方の川崎は負傷明けのFW小林悠がスタメンのピッチに立ち、FWレアンドロ・ダミアンはベンチスタート。また、MF家長昭博もベンチからキックオフを迎えた。意欲的な立ち上がりを見せた川崎は前半1分、中盤でのボール奪取から敵陣に切り込むと、MF橘田健人のラストパスをペナルティーエリア内で受けたMF脇坂泰斗が狙う決定機を迎えたものの、シュートはクロスバーを越えた。

 川崎のプレスに手を焼くスタートだったバイエルンだが前半10分、右サイドに大きくサイドチェンジしたところからの折り返しをFWマティス・テルが狙うもゴールならず。直後にはハイプレスでボールを奪うとテルがペナルティーエリア内で狙うもゴールポスト直撃。さらに左サイドからのクロスにテルが合わせるも際どく川崎が守り切ったが、わずか2分で3回も決定機を作った。

 川崎は競り合いの際に相手MFコンラット・ライマーの手が左の首から側頭部のあたりに当たってから不調を訴えていた脇坂が、前半18分に交代となるアクシデント。MF瀬古樹がピッチに送り込まれた。その後はゲームがやや落ち着いて、両チームともゴール前でのシュートシーンはあまりできなくなっていった。暑さの厳しい環境のなか、前半は0-0で終了した。

 バイエルンがハーフタイムに9人の交代を行った後半も川崎が勢いよく立ち上がり、わずか1分で瀬古が鋭いミドルシュートを放ったがGKヤン・ゾマーがセーブした。落ち着きを取り戻したバイエルンは後半13分、敵陣でスタニシッチがボールを奪うとそのままドリブルで進出。ワンツーで最終ラインを突破するとGKとの1対1を冷静に決めて1-0の先制点をマークした。

 その後は前半の半ば過ぎと同様に両チームがゴール前まで進出できない時間が続いた。川崎は橘田がクロスに合わせるチャンスで枠に収め切れず、バイエルンもまた後半から出場のFWキングスレイ・コマンが放ったミドルもクロスバーの上を超えていった。

 バイエルンは後半33分に自陣からのロングカウンターでFWアリヨン・イブラヒモビッチがGKと1対1になるもシュートは枠外。決定力を欠いた印象を強めたが、1-0の勝利で終えた。来日ツアー初戦のイングランド1部マンチェスター・シティ戦(26日)を1-2で落としていたバイエルンにとっては、今ツアー初白星となっている。

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