アル・ナスル×インテルは1-1ドロー決着 C・ロナウド交代の後半はインテルが一方的展開

アル・ナスル対インテルは1-1のドロー【写真:徳原隆元】
アル・ナスル対インテルは1-1のドロー【写真:徳原隆元】

アル・ナスルは日本ツアーでの2試合が終了

 イタリア1部インテルとサウジアラビア1部アル・ナスルは7月27日、ヤンマースタジアム長居で国際親善試合を実施。前半に1点ずつを奪い合い、1-1の引き分けに終わった。

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 名門インテルは来日初戦となり、アル・ナスルは7月25日にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)と同会場で対戦してから中1日となった。インテルはアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスがキャプテンマークを巻き、同代表FWホアキン・コレアと前線のコンビを組んだ。一方のアル・ナスルはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがキャプテンマークを巻き、インテルから移籍のクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチもスタメンのピッチに立った。

 お互いにゴール前のチャンスこそなかなか作れないものの、スピーディーなプレーを見せていたなかで前半20分、アル・ナスルは左サイドからのクロスにブラジル人FWタリスカがフリーで合わせる決定機を迎えるも、GKフィリップ・スタンコビッチがファインセーブ。中国の広州恒大(当時名称)でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場して何度もJリーグクラブと対戦してきたストライカーだが、ゴールネットを揺らすことができなかった。さらにアル・ナスルは前半22分、ロナウドがペナルティーエリアの外、約25メートルはある位置から強烈ミドルで狙ったものの枠外に飛んだ。

 そうしたなかで迎えた前半23分、アル・ナスルは最終ライン背後にタリスカが浮き球パスを供給すると、サイドの2列目から走り込んできたFWアブドゥルラーマン・ガリーブが右足ボレーで流し込んで先制。いい流れのタイミングでゴールを奪った。

 逆にインテルは前半27分に敵陣でのボール奪取から素早く攻めてマルティネスがペナルティーエリア内でシュートを放つ決定機を迎えたが、わずかにGKナワフ・アルアキディが触ってゴールとはならなかった。直後にも敵陣での崩しからコレアがGKと1対1になるも、シュートは正面に飛んでゴールならず。それでも前半終了間際、右サイドのDFデンゼル・ドゥンフリースがクロスを入れるとMFダヴィデ・フラッテージが頭で叩いて同点ゴール。1-1に追い付いてハーフタイムを迎えた。

 ハーフタイムで両チームとも大幅に選手を交代し、アル・ナスルではロナウドやブロゾビッチも退いた。個人で違いを作れる選手が下がったアル・ナスルは前半のように攻撃を仕掛けられなくなり、パスワークで前進を試みるもインテルがインターセプトを連発して次々に攻撃を仕掛けてシュートを放つ展開になった。後半21分にはクロスのこぼれ球をゴール正面フリーでマルティネスが狙う絶好機も、シュートはクロスバーを大きく超えてしまった。

 ほとんどインテルが攻撃を仕掛けているなかで、アル・ナスルも何度かカウンターがあったものの決勝ゴールは生まれず。試合はこのまま1-1で引き分けた。アル・ナスルはこれで日本での試合を終え、インテルは8月1日に国立競技場でPSGと対戦する。

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