湘南・山口監督が考える上昇に向け「必ずしないといけないこと」とは? 2試合10失点で最下位転落

湘南の山口智監督【写真:徳原隆元】
湘南の山口智監督【写真:徳原隆元】

浦和戦は1-4で完敗

 湘南ベルマーレは6月28日に行われた延期分のJ1リーグ第12節浦和レッズ戦で1-4と敗れた。開幕戦で5-1とサガン鳥栖に勝利した湘南だったが、第6節のガンバ大阪戦に4-1で勝利してからは、4分8敗。第18節の鳥栖戦では、0-6と開幕戦の借りを返される形で敗れ、最下位に転落した。

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 中3日で臨んだ浦和レッズとの第12節延期分では、1点を先制されてから3試合ぶりのゴールで同点に追いついたものの守備が耐え切れず。その後、MF関根貴大の2ゴールを含む3失点を喫して1-4で敗れた。この2試合で10失点となり、総失点38もリーグワーストの数字となってしまった。

 試合後、山口智監督は「前節に続き、不甲斐ない試合をしてしまって申し訳ない気持ち」と唇をかみ、「逃げることはできないし、向き合ってやっていく。やり方を変えることも考えながらやっていかないといけない。選手が自信を持ってプレーできるように導いていかなければいけないと感じるゲームだった」と、試合を総括した。

 次節は再び中3日で、首位の横浜F・マリノスと対戦する。「体の回復とメンタルの回復は必ずしないといけない。今日このゲームをやっての結果に、向き合うところは向き合う。トレーニングはそんなにできないので、メンタルのところとコンディションの部分が今できることだと思う」と、山口監督は首位に立つ難しい相手との試合になるが、過密日程のため回復に努めることが精いっぱいになる見通しを語った。

 最後にも「次に向けてもやっていかなくてはいけないし、今までと同じではダメだと思うので、考えて選手と向き合っていきたい」と、何かしらの変化を加えて、首位の相手との一戦に臨む決意を口にした。昨年9月に浮嶋敏前監督の後を継ぎ、コーチから監督に就任した山口監督は、昨季同様にチームを立て直して残留に導くことができるだろうか。

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