内田氏&GK川島、振り返る少年時代の母親の偉大さ 「マジで大変だったと思う」「4時に起きてお弁当を…」

内田篤人氏と川島永嗣【写真:徳原隆元 & Getty Images】
内田篤人氏と川島永嗣【写真:徳原隆元 & Getty Images】

「内田篤人のFOOTBALL TIME」のゲストに川島が出演

 カタール・ワールドカップ(W杯)を最後に日本代表から退いたフランス1部ストラスブールのGK川島永嗣が、元日本代表DF内田篤人氏がMCを務めるスポーチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演。アマチュア時代を振り返り、それぞれ母親に感謝の言葉を贈った。

 6月15日に行われた日本代表が圧倒したエルサルバドル代表戦(6-1)で、攻められる機会の少ないGKがどのように集中力を保つかという話のなかで、ふいに内田氏が「冬ってGK寒くない?こういう試合が冬だったらめっちゃ寒くない?」と質問すると、川島は「寒いよ。寒いから、温かい恰好をして、その気持ちと戦わないようにしている」と、寒さ対策を明かした。

「ベルギーに行った当初なんて、マイナス10度で試合をすることがあった。グラウンドは凍っているし、マジで寒くて5枚くらい着ていた。それでも震えていた」と、ユニフォームの下に服を着こんで試合をしていたことを明かした。

 さらに川島は「普段の練習でぬかるんでいても、フィールドプレーヤーは足しか汚れていないじゃん? 『おまえら練習やったんか?』と思う」と言うと、内田氏は「永嗣さん、汚れているからなぁ。GKすごいもん」と笑い、川島が中学校時代からGKをやっていたことを聞くと、「洗濯とか、お母さん大変だったんじゃない?」と再び質問した。

 川島は「それは、マジで大変だったと思う。余裕がある時は、1回(泥などを)流してから帰っていたけど、基本はお母さんが洗っていた。最初はそのまま洗っていたけれど、詰まって洗濯機が壊れてからは、お母さんが手洗いしてから(洗濯機で)洗ってくれた」と言い、「お母さん、ありがとう」と頭を下げた。

 内田氏も、母に助けられていたことを明かし、「僕も毎朝5時半の始発に乗っていたから、お母さんは4時に起きてお弁当を作ってくれて、駅まで送ってくれて、階段を上るところを見送ってくれていた。1年生の時は荷物が重くて下を向いてリュックを担いでいたけれど、3年生になったら自分で顔を上げてスタスタ歩いて駅の階段を上っていて、それを見て『成長しているんだな』と思ってくれたらしい」と言い、「お母さん、ありがとう」と言って川島と一緒に頭を下げた。

 支えてくれる家族の存在があったからこそ、彼らも日本代表にまで上り詰めるまでの選手になったに違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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