堂安律「覚悟の上で10番をつけている」 25歳のエースが感じる役割と責任感「敵は自分だと…」

25歳の誕生日を迎えた堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
25歳の誕生日を迎えた堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

16日に25歳の誕生日、A代表で10番を背負う意味を明かす

 日本代表MF堂安律(フライブルク)は、国際親善試合エルサルバドル戦(6-0)から一夜明けた6月16日に25歳の誕生日を迎えた。トレーニング後、取材陣の前に姿を現した堂安は背番号10を背負う“責任感”について、思いを明らかにしている。

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 自身の誕生日について「あざす!思ったより(LINEとか)なかったですね、悲しい誕生日でした(笑)」と笑いを誘った堂安。15日のエルサルバドル戦では、背番号10を着けての新たな門出となったが「両親がユニフォームを着ている方の写真を送ってくれて、頑張ってねと」と家族のエールがあったことを明かした。

 堂安はチームの4点目を記録したシーンを振り返ると「守備の強度はチームでよく言われている。そこは後半もできたと思う」と日本が取り組む“組織的なプレス”について語ってくれた。

「65分(後半15分)くらいできつかった。シーズンが終わってちょっと経っているし、日本の湿度もちょっときつかった。奪ってから追いこす動きも良かったですね。後半の方が自分的には強度も上がってきて、前半より良かったと思う」

 試合全体について、「どちらかというとショートカウンターがハマっていた」とエルサルバドル相手に戦った印象を話す。「相手のポゼッションにプレッシャーをかけて長い時間を掛けずにゴールまで行く日本の良さが出た。W杯で通用していて、日本の強みと理解していた。対戦相手のレベルがそれほど高くなくても実行できたのでいい点が出たと思う」と充実した点も挙げている。

 自身が出場したインサイドハーフのポジションについては「あそこで自分が使われる理由はゴールだと思う」と監督の起用の意図を明かす。「つなぎにそこまで自分を求めていないと思う。クロスにどれだけ入れるかとか、(三笘)薫くんとタケ(久保建英)が崩したところで仕留め役を誰が中で担うのかというところでは、自分なのかなと思う。彼らに仕事をしてもらって、おいしいところを。(今回は)おいしすぎましたけどね」と得点という結果について語った。

背番号10、「優勝」の言葉は「責任感が増えるのも覚悟してやっている」

 6月シリーズで、A代表として初めて10番を背負った堂安。2021年には東京五輪でU-24日本代表としても同じ背番号を着用している。過去に香川真司や中村俊輔などが背負ったA代表でのエースナンバーの役割について「自分もそういう選手にならないといけないと思っている。そういうありがたいプレッシャーと日々戦いながらの代表活動、こんなに幸せなキャリアはない」と気概を露わにする。「負けずに、いつも言っているけど敵は自分だと思っているので、自分に勝てれば結果は出ると思う。そこにフォーカスするだけだと思う」と改めてその重要性を認識している。

 森保一監督からは「優勝を目指す」という言葉も出るようになった。堂安はロシアW杯から放っていた“優勝”という言葉。「優勝も10番も最初から口に出していて、最近になっていったわけじゃない。やっと自分がいったことを期待してもらえるようになってやりがいもあるし、責任感が増えるのも覚悟してやっている。楽しみながら幸せと感じながらやりたい」と目標は変わっていないことを強調した。

 そんな“背番号10”の連絡を森保監督から受けたのは、5月のブンデスリーガ第34節フランクフルト戦後だったという。「見に来てくれていたので、直接。つけたことを評価されるのは好きじゃない。つけて結果を出したことを評価してほしい。一発で10番をつける人はこれからもいるかもしれない。長期的に10番をつけるのが理想。そこで結果を出すのを評価してほしい」と将来的に背負っていく価値を語る。

 MF久保建英(レアル・ソシエダ)も10番を望んでいるとの話もあった。それについて堂安は「建英だけでなく日本代表の10番はみんなが目標にするもの。全選手がそれを求めてもいいと思う。その中で第三者に評価してもらうもの。守るのではなく、攻める10番でいたい」と自身の意見を語った。

 歴代の名手が背負った大事な背番号について、最後に堂安はその責任感についてひしひしと感じていると話す。「(責任感は)全然違いますね。それは感じている。ほかの選手が活躍したら自分も活躍しないとと思っている。それも覚悟の上で10番をつけている。色々な意見もあると思うけど、全部力に変えて黙らせたい」と、抑えきれない野心を示していた。

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