今大会から名称を「AFC U-17アジアカップ」に変え、再スタート

　スポーツチャンネル「DAZN」は、6月15日から7月2日までタイで開催される「AFC U-17アジアカップ2023」の日本戦全試合をライブ配信することを発表した。

　1985年に創設された同大会はこれまで、「AFC U-16選手権」「AFC U-17選手権」という名称で開催されてきた。今大会から名称を「AFC U-17アジアカップ」に変え、再スタートとなる。

　この大会は、今年11月に行われるU-17ワールドカップ（W杯）のアジア予選を兼ねており、出場権を得られる上位4チーム入りを目指し参加16ヵ国がしのぎを削る。日本は4度目の優勝ならびに、3大会連続10度目のW杯出場を目指す。

　過去には小野伸二、内田篤人氏、柿谷曜一朗、宇佐美貴史、南野拓実、堂安律、久保建英など数多くのA代表へとステップアップした名選手がこの大会を経験してきた。2023年度の大会に出場するのは、メンバーの多くは、Jリーグのユースチームで活躍している選手で構成されている。

　なかでもMF佐藤龍之介（FC東京U-18）、MF矢田龍之介（清水エスパルスユース）、FW道脇豊（ロアッソ熊本）の3人はすでにJリーグやルヴァンカップでもデビューも果たており、今後の成長にも期待の懸かる逸材だ。

　また、U-16日本代表として第50回モンテギュー国際大会でチームの準優勝に貢献した山口豪太（昌平高）、2022年度の全国高校サッカー選手権で“スーパー１年生”と話題になった名和田我空（神村学園高）など、高校のサッカー部で活躍する選手たちも1つの見どころとなっている。

■水沼貴史氏コメント

「『AFC U17アジアカップ タイ 2023』は日本サッカー界の未来にとって非常に重要な大会となります。多くの日本人選手が世界へ羽ばたいていこうとする中、この年代で世界を経験する意味は大きい。アジアを乗り越えて世界に通じる力をつけていくところを見たいと思っています。まずはしっかりとグループステージを勝ち抜いてもらうと、決勝トーナメント初戦となる準々決勝は世界への扉を開くかどうかの一発勝負となります。選手たちにはうまさだけでなく、見ている人の心を熱くさせるような球際の強さ＝デュエルも見せてもらいたい。

　選手たちが大会を通じてどう成長していくのかにも注目しています。今回はウズベキスタンとのグループステージ初戦に加えて、運命の準々決勝で解説を担当させてもらうことになりました。シビアな戦いを経てたくましさを身につけながら世界行きの切符を手にしてほしいですし、日本の未来を背負う若者たちがタイの厳しい環境でどんな戦いを見せてくれるのかにも注目しています。中継では応援団長として若き日本代表の後押しができるように頑張ります。日本サッカー界の未来を一緒に応援しましょう！」

■佐藤寿人氏コメント

「『AFC U17アジアカップ タイ 2023』インド戦の解説をDAZNで担当させていただくことになりました。FIFA U17ワールドカップへの出場権がかかる大会であるからこそ、U17代表メンバーのみんなが日本を代表して戦う意識を持って世界への切符を掴んでほしいです。その中で自分はどんな選手かという個の部分も自信を持って表現してもらいたいです。もちろんこの大会で結果を出すことも大事ですが、この先の長いキャリアの中で結果を出し続けることが何よりも難しくとても大切です。目先の結果に一喜一憂することなく日常の積み重ねにフォーカスしてください。

　個人的に道脇豊選手（ロアッソ熊本）と中島洋太朗選手（サンフレッチェ広島ユース）の2人に注目しています。道脇豊選手はストライカーとしてサイズもありますし、非常に楽しみな選手です。中島洋太朗選手はボール扱いが非常に巧みで、トップチームのキャンプでもいいプレーが多かったと聞いています。昨年の『U-16 インターナショナル ドリーム カップ』での試合も見ましたが、時間の作り方が上手いなと思います。さらに、チームとしての総合力が世界への切符を掴み取ると思います。スタートの11人だけではなく、全員の力で日本代表の誇りを胸に戦ってほしいです。日本を代表して戦うU17代表選手たちを、日本サッカー界を挙げて応援しましょう！」

■「AFC U17アジアカップ2023」主な配信概要
【グループD／日本代表戦スケジュール】
6月17日（土）　解説：水沼貴史氏　実況：原大悟氏
日本×ウズベキスタン　19時キックオフ

6月20日（火）　実況：福田浩大氏
ベトナム×日本　19時キックオフ

6月23日（金）　解説：佐藤寿人氏　実況：原大悟氏
日本×インド　21時キックオフ

【決勝トーナメントの日程】
準々決勝　6月26日（月）
準決勝　　6月29日（木）
決勝　　　7月2日（日）

※すべて現地時間表記