なでしこジャパン、女子W杯メンバーでエースFW岩渕真奈が落選 池田監督が自ら説明「1つの理由ではなく…」

岩渕真奈がメンバーから落選【写真:Getty Images】
岩渕真奈がメンバーから落選【写真:Getty Images】

10番を背負ってきた岩渕

 JFA(日本サッカー協会)は6月13日、7月20日に開幕するオーストラリアとニュージーランドで共同開催の女子ワールドカップ(W杯)メンバー23人を発表した。主将のDF熊谷紗希(ASローマ)らが選ばれたなか、10番を付け、エースとして牽引してきたFW岩渕真奈(トッテナム)が外れた。

 これについて、会見で池田太監督は理由を説明した。

「岩渕選手。これまでチームを作っていく、その過程のなかで、彼女の持っているなでしこに対する思い、プレーで、チームを引き上げて、本当にチームのために動いて戦ってくれていました。また、このタイミングで私がメンバーに選ぶ23名を選ぶなかで、先ほど申しました、1つの理由ではなく、代表活動、コンディション、または今のチームの状況、そしてさまざまな大会でのシチュエーションを考えて、その23人を選ばせてもらった。そこの結果の中で彼女だけでなく、このメンバーに、このタイミングで選ばれなかった。そういった選手も数多くいるなかで、本当にこの23人以外の成長してくれた、またなでしこに力を与えてくれた選手に感謝していますし、そういった思いは今でも私のなかにあります」

 岩渕はイングランド女子1部アーセナルに所属していたが、今年1月からトッテナムに期限付き移籍で加入。今季はリーグ戦5試合に出場し、女子FAカップでは1ゴールをマークしていた。

 なでしこジャパン(日本女子代表)は7月14日にMS&ADカップ・パナマ女子代表戦(宮城/ユアテックスタジアム仙台)を経て、W杯の本戦に突入。7月21日にザンビア女子代表戦、26日にコスタリカ女子代表戦、31日にスペイン女子代表戦に臨む。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング