J1浦和、関西大に延長1-0辛勝 伊藤敦樹が殊勲の決勝ゴール…天皇杯3回戦へ進出

浦和が関西大学に勝利【写真:徳原隆元】
浦和が関西大学に勝利【写真:徳原隆元】

大会初戦で関西大学と対戦、苦しみながらも勝利し3回戦で山形と対戦

 浦和レッズは6月7日に第103回天皇杯2回戦、浦和にとっての大会初戦で関西大学と対戦し、延長戦の末に1-0の勝利を収めた。

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 浦和は4日のリーグ戦、鹿島アントラーズ戦で前半のみの出場だったFWブライアン・リンセン以外の10人をスタメン変更して臨んだ。前線にはリンセンのほかにMFダヴィド・モーベルグ、FWホセ・カンテが入り、さらに5月14日のガンバ大阪戦以来の出場になるMF小泉佳穂もスタメンに名を連ねた。

 しかし、浦和は前半のリズムが作れずに、むしろ関西大学にシュートを許すような時間帯が続いた。マチェイ・スコルジャ監督は前半途中で左サイドのリンセンと中央の小泉のポジションを入れ替えるように指示。このあたりでゲームは落ち着いたが、浦和はスピードアップするタイミングをつかむことができずに両チーム無得点で前半を終えた。

 後半途中にスコルジャ監督は3枚替えでMF伊藤敦樹、MF大久保智明、MF明本考浩を3枚替えで送り込むと、浦和ペースの時間が長くなった。しかし、カンテやリンセンがシュートを放つ場面も作ったがシュートはGKの守備範囲に飛び、大久保がカットインから狙うシュートは枠外に飛んだ。

 逆に後半終了間際に関西大学はDF川島功奨が放ったシュートを浦和DF岩波拓也がブロックしたゴール前のこぼれ球に、FW大矢瑞樹がフリーで飛び込むビッグチャンスがあったもののシュートを枠内に抑え込めず。0-0のまま試合は延長戦に突入した。

 両チームともに延長戦で許される追加1人の交代枠を前半のうちに使い切るような死闘になった。そして延長前半14分、浦和はFW髙橋利樹とリンセンで挟んで敵陣でボールを奪うと、攻撃参加したDF荻原拓也へ。マイナスのラストパスを明本が合わせ、こぼれ球を伊藤が押し込んでついに先制点を奪った。

 これが決勝ゴールになり、浦和は120分間の戦いの末に2回戦を突破。来月の3回戦ではモンテディオ山形と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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