チチャリートがW杯予選の敵地米国戦で有言実行! トランプ勝利で落胆のメキシコ人へ勝利プレゼント

試合前に勝利を約束 「我々が喜びをもたらし、乗り越えるべき悲しみを拭い去りたい」

 メキシコ代表FWチチャリートこと、ハビエル・エルナンデス(レバークーゼン)は、現地時間11日のワールドカップ北中米カリブ海最終予選で激突するアメリカ戦を前に異例の宣言をしていた。ヒスパニック系移民の排斥を訴えていたドナルド・トランプ氏の大統領選勝利で落胆するメキシコ人の溜飲を下げるため、アメリカ戦で勝利をプレゼントすると アメリカのスペイン語テレビ局「ユニビジョン」で約束し、試合は2-1でメキシコが勝利。チチャリートはフル出場し、有言実行で勝利に貢献した。

 数々の暴言を展開しながら、想定外の大統領選勝利を果たしたトランプ氏の大番狂わせの余波は、隣国メキシコを直撃している。メキシコ国境に不正入国を防ぐため壁の建設を主張するなど、隣国に厳しい態度を示している。

「人々にとって快くない時間が存在する。(大統領選の結果は)ラテンの人々や我々にとって最高の結末ではなかった。でも、人生は続く。悲しいことに、あの国はそういう決断を下した。我々の試合が喜びをもたらし、これから乗り越えるべき悲しみを拭い去りたい。そうなるといい」

 アメリカ戦で勝利し、トランプ勝利で打ちひしがれるメキシコ国民の傷を癒したいと熱望していたが、まさにそのとおりになった。

「メキシコから来た数少ないファンとアメリカに住むメキシコ人は、メキシコの勝利のためにサポートしてくれていることを僕たちは知っている」

 そう語っていたように、サポーターの後押しを受けてメキシコは敵地で勝利をもぎ取った。トランプ候補が制したオハイオ州で行われる一戦で、ヒスパニック系の怒りを鎮める勝利を宣言どおりに贈った。

 

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