2度目のブンデス挑戦でも宇佐美がベンチ要員の理由とは アウクス監督が3つの“弱点”をダメ出し!

無いものねだりの監督の要求に応えられるか

 日本代表のハリルホジッチ監督が再三言及しているデュエル(1対1の競り合い)は、ドイツ語で“ツヴァイカンプフ”と表現される。ドイツサッカーでは攻守両面において、このツヴァイカンプフでの勝率が重視されることもあり、ロングボールを多用する戦術を選ぶ指揮官からは、宇佐美には強さが足りないと見られているようだ。

 シュスター監督は宇佐美のフィジカル面について、「他の選手との差はそれほど大きくはないが、他の選手がわずかに上回っている」と説明。フィジカル面でライバルたちに劣っているとはっきり認めている。

 今季ピッチに立ったのは、ヴォルフスブルクとのリーガ開幕戦の9分間のみ。24歳のアタッカーのストロングポイントはファイナルサードで違いを見せるオフェンス面。守備面に長所は少ないが、無いものねだりに近い指揮官からの無理難題に応え、宇佐美は2度目となるドイツ挑戦で成功を収めることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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