自滅の原因は…「あの失点で我々は終わった」 南米予選ブラジル戦で不発のメッシが敗因を分析 

厳しい質問にメッシは「W杯に出場できる」

 これでアルゼンチン代表は2連敗となった。1970年メキシコ大会以来の南米予選敗退の屈辱が、徐々に現実味を帯びている。報道陣は「今日、順位表を見ると、君たちはロシアW杯の出場圏外だ。このストーリーはいい幕切れを迎えることができると信じているのか?」と厳しい質問を浴びせかけた。

 メッシは「まだまだ試合が残されている。正確に何試合か覚えていないが。8、7、6試合か。まだ多くの勝ち点は残されている。上位との直接対決もまだある。どのチームも僅差だ。W杯に進出できないとは考えていない。最近も話したが、多くのことを変えなければいけない。だが、W杯に出場できると考えている」と力強く語った。

 ユベントスFWゴンサロ・イグアイン、パリ・サンジェルマンFWアンヘル・ディ・マリア、マンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロらスーパースターが名を連ねるアルゼンチン代表だが、アルゼンチンサッカー協会の汚職による監督交代などの激震の余波から立ち直れずにいる。

 協会の腐敗ぶりもあり、メッシは一度代表引退を宣言したが、エドガルド・バウサ新監督の必死の説得で代表に復帰した。それでも世界最高クラスのタレントを揃えるアルゼンチン代表は苦境から抜け出せておらず、抱えている闇は報じられている以上に深いのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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