森保監督、6月シリーズも活動開始後に主将指名の意向 「逃げではなく本当に難しい」

キャプテンの選出に森保一監督が見解【写真:徳原隆元】
キャプテンの選出に森保一監督が見解【写真:徳原隆元】

3月シリーズは遠藤航がゲームキャプテンを務める

 JFA(日本サッカー協会)は5月25日、日本代表が6月に行うキリンチャレンジカップのメンバー26人を発表した。森保一監督はキャプテンについて、6月12日にチーム活動をスタートさせてから発表する意向を示した。

 26人のメンバーを招集したなかで、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)を含めて選出の行方が注目されていたFW古橋亨梧(セルティック)が代表復帰。DF森下龍矢(名古屋グランパス)、MF川村拓夢(サンフレッチェ広島)、MF川﨑颯太(京都サンガF.C.)が初選出となった。

 2018年の森保ジャパン発足以降、カタールW杯までキャプテンを務めたDF吉田麻也(シャルケ)は今回も不在。3月シリーズではMF遠藤航(シュツットガルト)がゲームキャプテンを務めたが、6月シリーズはまだどの選手を指名するか、森保監督は決めていないようだ。

 森保監督はメンバー発表の記者会見で、「活動が始まって、選手が集まって、そこから皆さんにお伝えしたいと思います」と語った。

「ただ、代表はキャプテンが難しい。前回のカタールW杯までは吉田麻也が4年間継続してチームキャプテンとしてコンディションを保ってくれていたが、ほとんどの代表活動で、キャプテンシーを発揮してくれた。代表は、約束されたものではないので、なかなか選ぶのは難しい。これまで継続した活動のなかで、選手たちの様子を見てという部分では、次の活動に入った時に、選手たちと選手たちを見て、それから活動のできるだけ早い段階で皆さんにお伝えできたらなと思います」

 森保監督は質問への回答の最後に、「逃げではなく本当に難しい」と苦笑いし、「1つのチームで1シーズン戦うなら決めやすいが、先ほども言ったように約束された場所ではないのが代表活動。選手たちの状態も変わってくる。序列も変わってくることもあると思います。そこはまた決めた後に、臨機応変に対応していくことも踏まえてお伝えさせていただけたらなと思います」と語っていた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング