王者横浜FM不動のサイドバック チームトップの守備スタッツで日本代表候補に名乗りへ

横浜FMで活躍する永戸勝也【写真:徳原隆元】
横浜FMで活躍する永戸勝也【写真:徳原隆元】

王者横浜FMで欠かせない存在に

 横浜F・マリノスは、5月20日に敵地で行われたJ1リーグ第13節ガンバ大阪戦で2-0と勝利した。この試合で数的不利の状態からDF永戸勝也が直接フリーキック(FK)から追加点を決めて勝利に貢献。王者横浜FMの左サイドバック(SB)は今季、驚きの好スタッツを記録している。

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 永戸は2017年にベガルタ仙台でプロデビューを果たすと、20年に鹿島アントラーズへ移籍。チームの主力として活躍を見せ、22年に横浜FMへ完全移籍で加入した。

 加入1年目の昨季はケヴィン・マスカット監督の下、公式戦33試合に出場して7アシストを記録。昨季終盤から左SBのファーストチョイスとしての立ち位置を確立し、今季はこれまでリーグ戦13試合で1ゴール2アシストを記録している。

 そんな永戸はG大阪戦でもスタメン出場を果たし、後半34分に勢いのあるブレ球で直接FKを決め、今季初ゴールをマーク。数的不利のチームにとっては大きな追加点となった。

 Jリーグ公式「J STATS」によると、永戸はタックル数(28)、空中戦勝利数(28)、ブロック数(34)の守備スタッツの3部門でチームトップの数値を記録。ブロック数はリーグ全体で見ても8番目に高い数値となっており、173cmと小柄な選手ながら守備面で大きな貢献をしていることがデータから窺える。

 また、攻撃スタッツでも、シュート数(14)、スルーパス数(25)の2部門でクラブ2番目に高い数値を記録し、クロス数(31)でも、クラブ3番目に高い数値をマーク。守備面だけではなく、攻撃面でも存在感を発揮している。

 森保一監督率いる日本代表では長年、FC東京のDF長友佑都が左SBを務めてきたが、後継者問題も表面化している。今季の永戸の活躍を見ても、長友の後継者候補であることはデータを見るうえで、納得の存在と言えるはずだ。

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