J2岡山、「身だしなみについて」の声明が話題 今年から染髪“解禁”でファン反響「そういう時代じゃない」

岡山が選手の身だしなみに関する声明を発表(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
岡山が選手の身だしなみに関する声明を発表(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

岡山が公式声明を発表

 J2ファジアーノ岡山は5月16日に「選手の身だしなみについて」声明を発表した。かねて、クラブの決まりとして染髪を禁じてきたクラブだが、今年からルールを見直していたことを明かし、話題となっている。

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 岡山は、「ファジアーノ岡山を設立して間もない時期、身だしなみのルールとして、選手との合意の上で髪染めを禁止する項目を設けていた時期がございました。これは、Jリーグ入りを目指すクラブとして岡山に誕生し、地域で一人でも多くの方に応援いただける存在となるため、選手との話し合いの中で自主的にできたルールで、その後も半ば暗黙的なルールとしてクラブ内で引き継がれてまいりました」と説明。設立当初から、暗黙のルールとして「黒髪」が伝統的に受け継がれていた。

 しかし、「昨今の社会において個人の尊重、多様性の尊重がより大事とされるようになり、『髪染め禁止』といった個別事象を禁止することはそう言った価値観にそぐわない面が出てまいりました。また、髪の色に留まらず、クラブが事細かにルールを課すのは、プロフェッショナルの集団として目指すべき姿とも異なります」と、考えを改めるきっかけになったようだ。

 プロクラブという立場で、未来のことも考えた結果。子供たちにとって手本であるべき姿ということに変わりはなく、「『最高の選手と子どもたちが仲間になる』というクラブの行動指針にあるこの『最高の選手』とは、単にピッチ上でのパフォーマンスだけではなく、一人の人間として振る舞いの到達点を指しています。そういった中で、これまでの暗黙的なルールも含めてクラブと選手会で協議し、本年ルールの見直しを行いました。『子どもたちに夢を!』のクラブ理念に代表されるクラブとして大切にしていることはこれまでと変わりなく、一方で身だしなみを始め選手としての行動については、プロフェッショナルとしての自覚を持ち、自立した社会人として自ら考え行動することを大切にしてまいります」と、している。

 また、前節の大宮アルディージャ戦で、選手が金髪になっていたことで物議を醸していた。これには「先日、ある選手の髪の色が変わったことでお問い合わせを頂戴いたしましたが、該当の件は本人の意図を超えて色が入ってしまったもので、他意はございません」と、断言した。

 岡山では昨年6月に元日本代表MF乾貴士が練習参加した際、金髪から黒髪に変更。「岡山が黒髪なので」と説明していた。

 これにはファンから「小学生の時とかは僕含め周りの友人も圧倒的に金髪の本田圭佑選手に憧れてました…。髪色とかでは無いと思う」「髪の色なんて自由でいい」「子ども達の憧れは、見た目もカッコよくあって欲しい」「髪色変わってるぐらいで問い合わせるやつが居ることに驚き」「もうそういう時代じゃないよ」「学校じゃないんだから」と大きな反響が寄せられた。

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