スリマニを生かす戦術が裏目に…

　リーグ戦3試合連続スタメン出場となった岡崎も、休養十分のスリマニも指揮官の期待に沿うことはできなかった。ラニエリ監督は「彼らは私の要求をこなすことができなかった。だから後半からヴァーディを投入して、相手のDFラインにアタックを仕掛けた。サイドからクロスを上げるプランだったが、我々が上げたクロスはわずかだった」と、長身のスリマニを生かす戦術が完全に裏目になったと悔しさをにじませた。

　昨季プレミアMVPのヴァーディは2カ月近くゴールから見放され、PFA年間最優秀選手のマフレズも昨季ほどの輝きを放てずにいる。昨年9月26日のアーセナル戦（2-5）以来、21戦ぶりにホームでリーグ戦黒星を喫し、14位に転落。指揮官から「チームの目覚まし時計」と称された岡崎も、この日は低調なチームを覚醒させることができなかった。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images