ケルンで輝く大迫の招集は「ロジカル」 ハリル監督が“16メートル”攻略のキーマンに指名

「よりゴールを取れる選手」として、ドイツで結果を残すストライカーに白羽の矢

 ケルンのFW大迫勇也が11月11日の国際親善試合オマーン戦(カシマスタジアム)と、15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦(埼玉スタジアム)に向けた日本代表メンバーに、およそ1年半ぶりに招集された。バヒド・ハリルホジッチ監督は招集理由として、他の選手にはない「強さ」を挙げ、「よりゴールを取れる選手」としての期待を懸けている。

 待望のストライカーが、メンバーリストに名を連ねた。大迫は9月のリーグ戦で2得点を挙げる活躍を見せ、10月のW杯最終予選への招集も期待されていたが、前回は実現しなかった。オーストラリア戦ではMF本田圭佑(ACミラン)が1トップで起用されるなど、頼れるストライカーが不足している状態でついに声がかかった。

「大迫はここ数カ月いなかったですが、向こうで先発を取っていますね。よりゴールに近づけるようになったかなと思います。たくさんではないですが、点を取るようになりましたね。それがいいですね。より得点率を上げてほしいです」

 ハリル監督は代表発表会見でこのように語り、大迫の成長を評価。「大迫を選んだのはロジカルだと思う。ここ最近、常に試合に出ていますから」と、招集は理に適ったものだと主張した。そして「フィジカル的なクオリティー、ヘディングも強いですから16メートルの中に入ってほしい。このようなFWが少ないので期待しています」と、他の選手とは異なる特長を相手ゴール前の攻略に向けて発揮してほしいと語った。

 

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