「アイデアを枯らせてしまう」 三笘抑えたユナイテッドDF、“世界最高”の「1対1の守備」に同胞MF脱帽

マンUのアーロン・ワン=ビサカ【写真:Getty Images】
マンUのアーロン・ワン=ビサカ【写真:Getty Images】

マンUのDFワン=ビサカはマッチアップした三笘を無得点に抑えた

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカは現地時間4月23日に行われたFAカップ準決勝の同1部ブライトン戦で右サイドバックとして先発出場し、対峙した日本代表MF三笘薫をうまく抑え込むなど好パフォーマンスで勝利に貢献した。同胞のMFジェームズ・マディソン(レスター・シティ)は「1対1の守備は文句なしで世界最高」とその対人守備の強さを称えている。

 決勝進出をかけた大一番はお互いにチャンスを作り合う一進一退の攻防が繰り広げられたが、延長も含めた120分間得点は生まれず、スコアレスのままPK戦に突入した。PK戦では両チームともに6人目まで全員が成功していたなか、ブライトンは7人目のMFソリー・マーチが失敗し、ユナイテッドはDFビクトル・リンデロフが成功。PKスコア7-6で決着となった。

 この試合で高く評価されているのが”赤い悪魔”の右サイドバックとして先発出場していたワン=ビサカだ。マッチアップする機会の多かった三笘のドリブルにもうまく対応し、ブライトンを無得点に抑える立役者の1人となった。元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドもその守備力の高さを絶賛したほどだ。

 その活躍には同胞選手も思わずSNSで賛辞を送っている。レスター・シティでプレーするイングランド代表MFマディソンはツイッターに「AWB(アーロン・ワン=ビサカ)の1対1の守備は半端じゃない。文句なしに世界最高だろう。彼の前では多くのウインガーがアイデアを枯らせてしまう」と投稿した。

 絶対的なレギュラーではなく昨夏には移籍の噂も流れていた25歳のワン=ビサカだが、この重要な舞台で存在感を放っていた。

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