「情熱と感情は違う」 アーセナル英雄アンリ、古巣に提言するリーグ制覇に必要なことは?

首位に立つアーセナル【写真:ロイター】
首位に立つアーセナル【写真:ロイター】

19年ぶりのリーグ制覇に向けて首位に立つアーセナル

 イングランド1部アーセナルは19年ぶりのリーグ制覇に向けて首位を走っているが、直近2試合連続ドローと足踏みで2位マンチェスター・シティの猛追を受けている。クラブOBであるティエリ・アンリ氏は「感情的になるな」と古巣へリーグ制覇に必要な心構えを明かしている。

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 アンリ氏といえば1999年から2007年までアーセナルでプレーし、その間に2度のプレミアリーグ制覇を経験。4度の得点王を獲得し、2003-04シーズンの無敗優勝も知る正真正銘のレジェンドだ。

 今季のアーセナルはその03-04シーズン以来となるプレミア制覇に向かっているが、直近2試合はいずれも2点のリードを奪いながら追いつかれて勝ち点を失っている。1試合消化の少ない王者シティとの勝ち点差はわずか4ポイント。今月末には直接対決も控えている。正念場を迎える古巣に対し、アンリ氏は優勝するためには感情に左右されないメンタルが必要だと米スポーツ専門テレビ局「CBSスポーツ」で語った。

「我々がシティを最後に倒したのがいつのことかはわからない。次の試合はタフなものになるだろう。直近の試合(第12節/1-3)は私を安心させるものではなかった。シーズンの序盤から私は感情について話していた。感情的になってもリーグタイトルは勝ち取れない。カップ戦は感情があれば勝てるかもしれないが、38試合のリーグ戦は違う。感情的になりすぎてはいけない。だが、最近のアーセナルは感情的になりすぎているように見える」

 アンリ氏は「情熱と感情は違う」としたうえで「冷静でいることが必要だ」と感情のコントロールの重要性を説いている。そして「シティはスコアに関係なく落ち着いているように見える。それがアーセナルに必要だ」とも語った。

 近年のアーセナルはトップ4からも遠ざかっており、下馬評では決して優勝候補の筆頭というわけではなかった。サポーターの期待は最高潮に達しているはずだが、アンリ氏は感情を抑えて戦う必要があることを強調していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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