アジャクシオ戦で仏リーグデビュー、試合終盤に鮮烈初ゴール

　フランス1部ストラスブールのU-22日本代表MF鈴木唯人は現地時間4月16日、リーグ・アン第31節アジャクシオ戦（3-1）で新天地デビューを果たし、初ゴールをマークした。相手4人に囲まれながらも巧みにかわして奪った得点シーンに海外ファンからは「なんてゴールだ」と驚きの声が広がっている。

　21歳の鈴木は今年1月、清水エスパルスからストラスブールへレンタル移籍。新天地加入後、リーグ戦ではベンチ入りを果たすも出番がなかったなか、アジャクシオ戦の後半30分に途中出場を果たし、待望のリーグ・アンデビューを飾った。すると2-1とリードした同44分、見せ場が訪れる。

　ペナルティーエリア手前で味方からパスを受けた鈴木は、相手4人に囲まれながらも巧みに切り返して突破。ペナルティーエリア内中央へ持ち出すと、さらにもう1人がマークに来たなかで左足を振り抜く。シュートはGKの左を通過し、リーグデビュー戦での初ゴールとなった。

　この得点シーンをピッチ上からの視点で捉えた映像をクラブの公式SNSが公開。相手守備網を掻い潜り、左足シュートを放つ鈴木の姿に海外ファンからは「なんてゴールだ」「これは凄い」「素晴らしいドリブルとシュートだ」「なんて素晴らしいゴラッソなんだ」などといった絶賛の声が寄せられている。

　パリ五輪世代のエース候補と目される鈴木にとっては、自身初の海外移籍からおよそ3か月を経ての初ゴール。今後へ弾みとなる一撃とも言えるだけに、さらなる活躍へ期待が懸かる。