冨安に新たなライバル? アーセナル、「アルテタ監督の改革」で右SBの新戦力獲得へ

ヴォルフスブルクでプレーするリドル・バク【写真:Getty Images】
ヴォルフスブルクでプレーするリドル・バク【写真:Getty Images】

ヴォルフスブルクの独代表DFリドル・バクに接触

 イングランド1部アーセナルはミケル・アルテタ監督が進める改革の「最後のピース」として、日本代表DF冨安健洋が負傷離脱している右サイドバック(SB)に新戦力獲得の噂が浮上している。

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 アーセナルは現在勝ち点73でプレミアリーグ首位の座に立つ。1試合消化の少ない2位マンチェスター・シティとは5ポイントと僅差だが、19年ぶりのリーグタイトル獲得の期待は高まっている。

 しかし、終盤戦を迎えてチームは負傷者続出に悩まされている。特に最終ラインでは本職の右SBに加えて、左SBでもハイパフォーマンスを見せていた冨安が膝の手術を受けて今季絶望。さらにセンターバック(CB)で不動のレギュラーとなっていたフランス代表DFウィリアム・サリバが背中の負傷で戦線を離脱している。

 そうしたなかでアーセナルは右SBの補強を目論んでいるようだ。ドイツ紙「ビルト」のジャーナリストのクリスティアン・フォーク氏によれば、ドイツ1部ヴォルフスブルクでプレーする25歳のドイツ代表DFリドル・バクに接触を図っており、右サイドなら前線でもプレーできる攻撃的なバク自身も移籍には前向きだという。

 また、「スカイ」のフロリアン・プレテンバーグ氏によれば、バクの移籍金は1500万ユーロ(約22億円)程と比較的安価であり、中盤にイングランド代表MFデクラン・ライスなど大物獲得の噂があるアーセナルにとって、うってつけの存在と言えそうだ。

 英誌「フォー・フォー・トゥー」は「アーセナルはバックラインを強化するため、高く評価されているバーゲン価格のフルバック争奪戦に参加した」とバク獲得の動きをレポート。さらに、「ミケル・アルテタの改革は続くなかで、このパズルの最後のピースとなるのは新たな右SBかもしれない」とSB補強の重要性を強調した。

 今季はCBが本職のイングランド代表DFベン・ホワイトが右SBにコンバートされ、冨安がバックアップを務めてきた。新たな右SBの即戦力を連れてくることで、ホワイトを再びセンターバックとして起用することも可能となる。選手層に厚みをもたらす右SBの補強はこの夏の優先事項の1つとなっているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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