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元日本代表MF、”2度目”の韓国移籍で築く確かな地位 現地記者が絶賛「史上最悪?いや、全北の最高の日本人選手だ!」
横浜FMから全北現代へレンタル中のMF天野が今季初ゴール
元日本代表MF天野純は、今年1月より韓国1部(Kリーグ)全北現代モータースへと期限付き移籍した。現地記者は、代表ウィーク明けの試合で高いパフォーマンスを発揮した天野へ惜しみない称賛を贈っている。
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現在31歳の天野は2022年1月に韓国1部の蔚山現代へと期限付き移籍。リーグ開幕から主力として出番を重ね、28試合8得点1アシストをマークし、チームの17シーズンぶり3度目の優勝に貢献した。
すると翌年は同国の全北現代へとプレーの場を移す。しかし、このレンタル移籍が決定した際、蔚山現代を率いる“英雄”ホン・ミョンボ監督(選手として韓国代表史上最多の136キャップを誇る)は天野の残留を取り付けており、そんななか全北現代へのレンタル移籍が成立したと主張。「今まで会った中で最悪の日本人選手」と強い言葉で天野を批判している。
当時の現地報道によると、天野側も「蔚山は全北から提案が来るまで公式オファーがなかった」と反論し、それに対し蔚山側も「天野の主張は事実ではない」と双方の意見の食い違いが起こっていると伝えていた。
後味の悪い移籍となってしまった天野だが、ここ数試合の全北現代のパフォーマンスが現地でも称えられている。韓国メディア「XportsNews」内でキム・ジョンヒョン記者は「史上最悪の日本人選手? いや、全北の最高の日本人選手だ!」と蔚山現代のホン・ミョンボ監督の言葉を引用しつつ見出しを取り絶賛。4月9日に行われたリーグ第6節仁川ユナイテッド戦で今季初ゴールも決めた天野を特集している。
記事では、「天野の活躍は際立っていた。天野は中盤で先発し、フル出場して貴重な先制弾を決めた。チームの連敗を断ち切って勝利に導いている」とボランチの一角でフル出場した天野の存在をレポートした。
このゲームで天野はキーパス1本、クリア7本、インターセプト3本、ボール獲得8本など、攻守両面で多くの影響力を発揮。試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選出されている。さらに同メディアは、「何より心強いのは、天野が2試合連続でフル出場することでプレー感覚を高めている」と指摘。肋骨の怪我で3月の2試合を欠場していた点を挙げると、代表ウィークでの休息を挟んで「全北の攻撃をリードする選手の1人として、再び影響力を増している」と上昇気流に乗りつつあると報じている。
韓国で“英雄”と称されるホン・ミョンボ監督の批判から早3か月、全北現代で確かな地位を築いているようだ。