「ユナイテッドに行きたかったが…」 レバンドフスキが過去のプレミア行きのシナリオを回想

レバンドフスキがかつて直面したプレミア行きのシナリオを回想【写真:ロイター】
レバンドフスキがかつて直面したプレミア行きのシナリオを回想【写真:ロイター】

ファーガソン監督とクロップ監督からそれぞれ勧誘

 ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、2022年夏にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからスペイン1部FCバルセロナへ移籍した。加入1年目のレバンドフスキは、チームの得点源として活躍を見せているが、過去にはプレミアリーグのクラブに加入する可能性もあったという。英紙「メトロ」が報じている。

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 22歳の時にボルシア・ドルトムントに加入したレバンドフスキは、187試合で103得点42アシストを記録する活躍を見せてバイエルンへ移籍。バイエルンでも通算375試合に出場して344得点72アシストを記録し、世界最高峰のストライカーの1人となった。

 ドルトムント時代には、アレックス・ファーガソン監督がイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドに加えようと試みたという。しかし、当時のドルトムントの監督であったユルゲン・クロップが、それを阻止したと振り返る。

 レバンドフスキは「当時のことをよく覚えている。私たちはシーズン前の練習試合で確かボーフムと試合をした。ハーフタイムで交代になり、ロッカールームで携帯電話を見たんだ。そうしたら、『+44』の国番号からテキストメッセージが届いた。ファーガソン監督が僕に電話をかけてくれて、メッセージを送ってくれた。彼は僕と話をしたがったんだ」と、振り返った。

「当時、僕はまだロッカールームにいて、シャワーを浴びて静かな隅っこから電話をかけ直した。今ほど、英語でしゃべれなかった。彼はスコットランド訛りが強かった。何を言おうとしているか、理解しようと集中していたら、ファーガソン監督も理解してくれて、ゆっくり話をしてくれた。当時は22歳で、特別な瞬間だった。僕はアキ・ヴァツケ、ユルゲン・クロップと話をした。ユナイテッドに行きたかったが、彼らから『ロベルト、ダメだ。君が必要だ。ここに残ってくれ』と言われたんだ」

 さらにその後、リバプールの監督に就任したクロップ監督が、2017年にバイエルンと練習試合をした時、その試合でベンチスタートだった彼に声をかけたという。「クロップは『リバプールに来たくないか?』と言ってくれた。僕たちは顔を見合わせて笑ったよ。彼がどれだけ本気だったかは分からない。でも、リバプールに行くことは、僕の頭のなかに全くなかった」と、ユナイテッド行きは考慮したが、リバプールには行くつもりがなかったと明かしている。

 圧倒的なペースでゴールを重ねているレバンドフスキだけに、プレミア行きが実現していたら、歴史も変わっていたかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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