レスター岡崎が誓う“黒子役”としての使命 「チームのために走り、全てを尽くす」

今季リーグ初得点も見失わない自らの武器

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司は、前節クリスタル・パレス戦で今季のリーグ戦初ゴールを決めた。英メディアからも絶賛され、一躍レギュラー争いの有力候補に浮上している侍ストライカーは、「チームのために一生懸命走るし、チームメートをサポートするために全てを尽くす」と、同僚からも称賛される独特の役割を貫くと誓った。英地元紙「レスター・マーキュリー」が報じている。

 昨季36試合に出場するなど奇跡のリーグ初制覇に貢献した岡崎だが、今季はアルジェリア代表FWイスラム・スリマニらの加入もあり、先発出場の機会を減らしている。前節ようやくリーグ戦初ゴールを奪って上昇気流に乗ったが、激しい定位置争いは続く。「毎試合プレーしたいけど、良いストライカーがたくさんいるんだ。良いストライカーがいるから、自分がプレーしなくてもがっかりはしない」と現状を冷静に見つめている。

 スピードが武器のエースFWジェイミー・ヴァーディやFWアーメド・ムサ、そして高さが武器のスリマニとFWレオナルド・ウジョアなど、多彩なアタッカーが揃うレスターの中にあっても、岡崎には唯一無二の武器がある。主将のジャマイカ代表DFウェズ・モーガンは、「彼の役割は独特なんだ。FWとしてプレーしながら、我々の陣形が整っていない時には中盤に引いてくれる」と岡崎の“ユニーク”な特長を絶賛していたが、本人もそれが最大の強みだと理解しているようだ。

 

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