「かつての哲学を取り戻した」と手応え

　指揮官はトットナム戦を控えた記者会見でこう語ったという。「修理屋」の異名を持つラニエリ監督は独特の表現で岡崎を称えている。

「彼はチームにとって大事な選手なんだ。なぜなら、彼はものすごいプレスを掛ける。我々のディリー・ディン・ディリー・ドン（ベルが鳴る音の意）なんだ。彼は我々の選手を目覚めさせてくれる。目覚ましベルを持っているんだ」

　圧倒的な運動量と前線からの驚異的なプレシングによる高速カウンターで昨季プレミアを席巻したレスターだが、今季はパレス戦までラニエリ監督の戦術面で迷いが見えた。だが、岡崎の前線からの苛烈なプレッシングでレスターは目覚めた。

　「クリスタルパレス戦で我々はかつての哲学を取り戻した。全員の距離が近く、誰もが同じ規律で戦う。再認識したんだ」と指揮官は語った。一気に評価を高めた岡崎は29日の敵地トットナム戦で連続先発出場への期待が高まっている。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images