レアルDFの芸術ボレー弾をジダン監督が絶賛 自らが決めた伝説の一撃より「美しかった」

スペイン国王杯で生まれた、ナチョの“ビューティフル・ボレー”

 レアル・マドリードは現地時間26日のスペイン国王杯のCyDレオネサ戦で7-1の大勝を飾り、4回戦を突破した。この試合でDFナチョ・フェルナンデスは、鮮やかなボレーシュートでチームの6点目を決めたが、ジネディーヌ・ジダン監督は試合後の会見で「私が決めたボレーよりも美しかったよ」と、2001-02シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、自身が決めた芸術的な決勝弾を引き合いに出して称賛したと、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 レアルはこの日、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWギャレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマの“BBCトリオ”を招集メンバーから外したが、それでもスタメンにはDFペペ、MFトニ・クロース、MFハメス・ロドリゲス、FWアルバロ・モラタら一線級のメンバーを並べた。後半10分までにモラタが2得点を挙げるなど5-0と試合を決めた同23分、右CKをショートコーナーでつなぎ、ハメスが中央にクロスを送る。そこに完全にフリーとなったナチョが走り込み、絶妙のタイミングでジャンピングボレーを放つ。

 華麗な一撃がゴールネットに突き刺さるとナチョは大喜びし、ハメスも“信じられない”といった仕草で両手を頭につけ、普段は表情を変えることが少ないジダン監督も思わず笑みをこぼした。

 「ナチョが成し遂げたことは普通じゃないね」と、試合後の会見でフランス人指揮官は切り出すと、自身の現役時代のハイライトとも言える一撃を上回ったと讃えた。

 

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