C・ロナウド、カウンター発動の瞬間の“前半終了通告”に怒り爆発 ボール蹴り上げ→警告に反響「子供」「成長して」

アル・ナスルでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
アル・ナスルでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

国王杯準々決勝の前半アディショナルタイムのラストプレー、主審の笛に怒り大爆発

 サウジアラビア1部アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間3月14日に行われたホームで行われたサウジアラビア国王杯準々決勝アブハー戦に先発出場して後半43分までプレー。チームの3-1の勝利に貢献したなか、前半最後に見せた振る舞いが批判を呼んでいる。

 サウジアラビア国王杯制覇を目指すアル・ナスルはこの試合、前半1分にMFサーミ・アルナージーのゴールで早々と先手を取る。さらに同20分にはMFアブドッラー・アル=ハイバリーゴールでリードを広げると、後半立ち上がりの4分にFWムハンマド・マランが3点目を決めて勝利をぐっと手繰り寄せた。後半24分にFWアブドゥルファッターハ・モハメド・アダムに1点を返されるものの、このまま試合を終えて準決勝に駒を進めている。

 チームが勝利した一方で、ロナウドにはこの日ゴールが生まれず。そんな展開に個人としてよほどフラストレーションが溜まっていたのだろう。ロナウドの怒りが前半アディショナルタイムに爆発する。

 自陣のセンターサークル付近からドリブルで駆け上がろうとした場面でのこと。前方には広大なスペースがあり絶好のカウンターのチャンスかと思われた。ところが、主審はここで前半終了の笛を吹く。次の瞬間、ロナウドはプレーが止まりボールを拾い上げると、怒りとともに全力で蹴り上げた。もちろん、主審の判断に異議を唱えた行為にはイエローカードが提示されている。

 このロナウドが見せた“ブチ切れ”シーンには、英衛星放送「スカイ・スポーツ」も注目。このシーンを収めた動画を公式インスタグラムで公開すると大きな反響を呼び、コメント欄には「大人のような子供」「頼むからどこかで成長してくれ」「幸せでないなら去ってくれ」「冷静になれ、君は27歳ではないんだ」とった批判の声が相次いでいる。

 ロナウドがこうした強烈な自我の持ち主ゆえに、一時代を築く結果を残してこれたのは事実だろう。とはいえ、非紳士的な行為に不快な思いをしたファンは少なくなかったようだ。

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