「今は厳しい時に頼れる存在ではない」 米メディアが不発のドルトムント香川を一刀両断

ESPNによる10点満点の採点で香川は5点 チームワースト5位タイに

 日本代表MF香川真司は22日の敵地インゴルシュタット戦で公式戦2試合連続先発出場を果たしたが、不発に終わった。目に見える結果が残せていない香川は、米メディアから「今は厳しい時に頼れる存在ではない」と一刀両断された。

 ドルトムントは最下位のインゴルシュタット相手に2点を先行されるなど苦戦を強いられた。後半アディショナルタイムの同点弾で3−3と辛うじて引き分けに持ち込んだが、リーグ戦3試合連続未勝利と(2分1敗)と完全に足踏み状態。香川は負傷者続出のなかで出場機会を手にし、リーグ戦ではマインツとの開幕戦以来の先発出場を飾ったが、この日もインパクトを残せなかった。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」による10点満点の採点で、香川は5点と厳しく採点されている。

「日本人MFはパスを引き出そうとしていたが、常にルックアップし、チームメートを見つけることができなかった。今、彼は厳しい時に頼れる存在ではない」

 低い位置まで下がって何度もボールを受けた香川だが、そこから決定的なパスにつなげる様なプレーは見せられなかった。同じインサイドハーフのポジションで、今季はポルトガル代表MFラファエル・ゲレイロや元ドイツ代表MFゴンサロ・カストロがレギュラーの座をつかんでいたが、負傷で戦線を離れていた。その間に出場機会を得た香川だったが、定位置奪取に向けたアピールが成功したとは言えない状況だ。野戦病院と化したチームの救世主としては物足りない出来だった。

 

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