U-20日本代表がキルギス撃破 後半3ゴール奪取で大会開幕2連勝

日本がキルギス相手に勝利【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
日本がキルギス相手に勝利【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

佐野のゴールをきっかけにリズムを掴む

 苦戦するも開幕2連勝を飾り、グループ突破に大きく前進した。5月のU-20ワールドカップ(W杯)アジア予選を兼ねたU20アジアカップで、日本は3月6日にキルギスとの大会第2戦に臨み、後半の得点で3-0の勝利を収めた。

 日本は初戦の中国戦(2-1)で2得点のFW熊田直紀と2アシストのMF佐野航大をスタメン起用するなど、中2日の連続になる大会日程からスタメン5人を入れ替えた。一方のキルギスはサウジアラビアに0-1で敗れたものの、侮れない力を見せていた。

 4-3-3でこの試合に臨んだ日本は立ち上がり、熊田の強烈ミドルがゴールを襲う場面があるなどボールを持つ時間を作りながら敵陣に入った。しかし、5バックで幅を消しつつ前に出てくるキルギスの戦術に手を焼き、ショートカウンターで危険な場面を作られる形も散見。決定機と呼べるほどの場面を両チームとも作ることができず、互角の展開で前半を0-0で終えた。

 後半から日本はMF永長鷹虎を投入し、右サイドの活性化を図った。後半15分には永長のラストパスにFW北野颯太が反応するも、ループを狙って放ったシュートはGKの正面に飛んでしまいチャンスを生かせなかった。それでも徐々に圧力を強めた日本は、北野のラストパスに反応した主将のMF松木玖生が倒されPKを獲得。これを佐野が相手GKのタイミングを外す助走からゴール右に流し込んで、後半28分に待望の先制点を奪った。

 直後の1分後、相手のキックオフ直後には自陣でボールを失ったところからGKと1対1になる大ピンチを迎えたが、相手のシュートが枠外に飛んで事なきを得た。すると後半30分、ゴール正面で突破に掛かったMF安部大晴が倒れたところ、主審がアドバンテージを採用して即座に反応した熊田が強烈ミドルを蹴り込んで2点目。試合の行方を決定づける追加点を奪った。

後半39分にはコーナーキックからFW坂本一彩が押し込んだ日本は3-0で開幕2連勝。この後に行われるサウジアラビアと中国の試合結果次第ではグループ2位以内での準々決勝進出が決まる。1位突破を懸けた戦いになる可能性もあるサウジアラビア戦は、3月9日に予定されている。

■「AFC U-20アジアカップ ウズベキスタン2023」試合情報
グループリーグ第3戦
日本代表 vs サウジアラビア代表
2023年3月9日(木)21時キックオフ
DAZN独占配信

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