大久保の“4年連続得点王”は絶望的な状況… J1得点王タイトルの行方は実質2人の争いに

大久保は15節で不発に終わり、首位を走るレアンドロとのゴール差は詰まらず

 J1セカンドステージが佳境を迎えるなか、得点王争いも熾烈を極めている。22日の同15節で得点ランクトップ(19ゴール)を走るヴィッセル神戸のレアンドロ、2位(18ゴール)で追いかけるサンフレッチェ広島のピーター・ウタカが不発に終わると、3位タイ(15ゴール)で並んでいた川崎フロンターレの大久保嘉人、小林悠も結果を残せずに足踏み状態が続く。

 一方、柏レイソルのクリスティアーノはホームのサガン鳥栖戦で1ゴールを決め、川崎コンビに並ぶ15ゴールで3位タイに浮上。浦和レッズの興梠慎三は敵地アルビレックス新潟戦でJ1通算100ゴールを達成する2ゴールで14ゴールの6位に順位を上げると、ジュビロ磐田のジェイもホームの名古屋グランパス戦で同点弾を叩き込み、ゴール数を14に伸ばして順位を6位タイとした。

 前人未到の4年連続得点王を目指す川崎の大久保だが、残り2試合で1位のレアンドロと4ゴール差。川崎の残るカードは16節のアウェー鹿島アントラーズ戦、最終節の本拠地ガンバ大阪戦。ともに難敵で守備も一定の安定感を保っているだけに、ゴールラッシュの期待は薄く、偉業達成は絶望的な状況となっている。

 

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