興梠のJ1通算100ゴール達成で浦和が快勝! ステージ優勝はお預けで次節に持ち越し

興梠がJ1通算310試合目で12人目の記録達成

浦和は後半から、失点に絡んだうえに前半のうちにレフェリーへの異議でイエローカードを受け、レオ・シルバとも小競り合いを起こしていた森脇を下げてDF那須大亮を投入した。

 後半は浦和がボールを持ちつつも双方ともに決定機が訪れない膠着状態になった。浦和はFWズラタンとFW李忠成、新潟はFW鈴木武蔵を投入し、前線のメンバーチェンジで打開を図った。

 後半33分、新潟は右サイドからのクロスに鈴木が飛び込み鮮やかなヘディングシュート。ボールはゴールネットを揺らしてスタジアムは沸き返ったが、オフサイドの判定でノーゴール。新潟にとっては幻の勝ち越しとなった。同45分にも再び鈴木のヘディングがゴールを襲ったが、西川のファインセーブに阻まれた。

 すると浦和は大ピンチをしのいだ後の逆襲で左サイドに展開すると、MF関根貴大が中央に入れたボールを李がスルー。背後に入り込んだ興梠が左足で決め、2-1の劇的な決勝ゴールとなった。興梠はこれがJ1通算310試合目の出場にして、史上12人目のJ1通算100ゴール達成となった。

 浦和はこのまま2-1で勝利し、セカンドステージの勝ち点を37に伸ばした。2位の川崎も勝利したため今節での優勝はお預けとなったが、次節の敵地ジュビロ磐田戦で引き分け以上なら優勝が決まる。また、今節まで可能性を残していた3位のヴィッセル神戸は優勝の可能性が消滅した。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro KUTSUWADA

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング